検索窓
今日:14 hit、昨日:172 hit、合計:100,936 hit

-narrow path 3- ページ22

 No side








男は焦っていた









『………』





自分の腕を掴んで離さないこの女をどうしようかと

《"自身の姿"とこの女の関係》を知らない彼は、どうこの場を切り抜けようか思案した












「_____俺は、事故で記憶を無くしてしまったらしいんだ」






男はそう口にする

「だから君が知り合いであったとしても分からない。すまない」と


その方便に納得してかどうかは定かではないが、女は彼の腕を離した








-----------------------------
-------------------
----------










男は、彼女から離れると 足早に列車の廊下を進む


トンネル内を通過中の列車は仄暗い
顔も判別しかねる薄暗闇の中で、男は次に世良真純と遭遇した





真純は男に「誰だ」と問いかける










「誰だって聞いてんだよ!」








声を荒らげる彼女に 男はフ、と口角を上げた









______「相変わらずだな、真純」






「___秀兄!?秀兄なのか…!?」



「……その言葉が聞きたかった!」








真純は"秀兄"と呼んだその男に、スタンガンを当てられ気絶させられてしまった

-narrow path 4-→←-narrow path 2-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。