-departure- ページ17
You side
_____「あ、こっちこっち〜!」
園子が手を振っている
ベルツリー急行乗車当日、出発駅で集合した私達は 他の乗客と共に点呼をとる
「君がAくんかい?」
声を掛けてくれたのは 一見ボーイッシュに見えるけれどれっきとした女の子らしさの滲む子だった
(この子が噂の…?)
『小山内Aよ、世良さん よろしくね』
握手でもした方が良いだろうかと手を差し出すと、反応を示さず ジィ〜と私を見つめる世良さん
な、なに……?
どうして良いか分からずしばらく様子を見ていると、世良さんは突然我に返って「あ、悪い!」と私の手を取ってブンブンと振った
「真純って呼んでくれ!よろしくな、A」
おぉ、すごくフレンドリーな子だ
距離を置かれなくて良かったと一安心
相変わらず私の顔を見続けているが……顔に何かついてる?
「二人とも〜!もう出るわよ」
『あ、はーい!』『行こっ真純』
真純は ハッとしたようで、共に列車に乗り込んだ
324人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時