Question 3 ページ14
You side
それからしばらく何気ない日常が流れた
コナンくん達とはすっかり仲良くなることができたし、休みの日には蘭や園子と出かけることも増えた
「ん〜〜!このパフェ、評判通り絶品ね!」
「並んだかいあったね」
『フルーツが盛り盛り……すごい…』
スイーツを食べて写真を撮って、恋バナをして…
そんな一般的な女子高生らしい時間が楽しい
『蘭は新一くんが好きなんでしょう?』
私の問いかけに あんな推理オタク誰が!と慌てて否定する蘭
その反応が気持ちを物語っているのだけれど、本人は無意識なんだろう
応援してるからね、とウインクしてみれば 園子が何故か「見直したわ!」と私の手を握った
……ん?どういう意味?
「そういうAの好みのタイプってどんな人!?」
「それ気になるわ〜〜、かなりのハイスペックじゃないと釣り合わないでしょうね」
どうなんだと目を輝かせた乙女達に詰め寄られる
う、これは話すまで逃げられそうにないな
『うーん……理想は、高いと思うなぁ』
詳しく!と更に身を乗り出す二人
正直言うとこれはあまり言いたくなかったのだけれど、
(まぁ、いいか)
変に誤魔化す言葉も浮かんでこなかったので正直に理想のタイプを羅列した
『頭が良くて余裕があって、日々の努力の伺える よく鍛えられた身体に端正な顔立ち。尚且つレディファーストで一途で_____』
「ちょ、ちょっと待った!!」
まだ途中だったのに
園子が声を上げ「そんな人存在しないわよ!」とツッコミを入れた
ここまで理想が高いとは思わなかったわ とお手上げ状態の反応をされ、蘭も苦笑いだった
(……随分と私の理想を上げてくれたものね)
一度 貴方を好きになってしまったら、もう他の
「もしかしてアンタ……漫画のキャラクターかなんかに入れ込んでたりする?」
『ふふ、そうなのかもね』
納得いかなそうな園子を横目に、パフェを頬張った
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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時