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suspicion 2 ページ11

 Conan side







____「あれ、そっちの子は初めましてかな?」







蘭は灰原に視線を向けた
二人は灰原の方に寄って名乗った後、よろしくねと笑いかけた

灰原は「……どうも。灰原哀、」と短く発して顔を背けた








(……何だ、彼奴)







蘭とAは博士に鍵を借りて、工藤邸へ向かった
俺は灰原の近くへより、どうしてそんな態度なんだと問う

_____え、"怯えている"……?








近寄って初めて分かったが 灰原哀の肩は小さく震えていた。その震えを隠すように手を握りしめて顔を背けていたのだ
一体何にそんなに怯えて…?











「彼女……」

「え?」

「小山内、と名乗った彼女……見たことがあるわ」







何、!?!?
灰原哀が見覚えのある、ということはつまり__












(黒の組織(奴ら)の仲間___?)




……いやいやいや、
彼女は(工藤新一)の同級生。奴らの仲間だとしてもそのような殺気も、その怪しさの一端でさえも感じたことがなかったのだ
有り得ない。そうとしか思えなかった









「本当に組織で彼女を見たのか?」

「…………正確には、彼女に似ている女性…だけど」








灰原によれば、Aとよく似た__実際には彼女よりずっと年上そうな__女性を研究所や組織内で何度か見かけたことがあると


あくまで外見から推測される年齢は彼女より30も上なのでは無いか、という程だったらしい



そこまで歳が離れているのなら 彼女の母親、もしくは親族という可能性なら……









「まさか…」

「分からない。でも確かに見覚えがあるわ、」







今まで全く考えもしなかった彼女と黒の組織の関連
彼女自身が関わっているかは分からないが、探ってみた方が良いのは明白だった




だけど、気乗りしねぇ…




複雑な感情を宥めるように 今後どうやって探っていくかということに思考を巡らせた

Question→←suspicion 1



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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時

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