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「 …………傑、おい どういう事?コレ」
「 今更なことを言うなよ」
どうもこうもないだろう、と傑は表情を動かさずに答えた
4人で飲み会をした翌日
高専で生徒達の様子を見た後 傑を呼び出して絶賛相談中である
「 おま、ッ!彼奴が僕のこと好きっつったんだよ!?」
「あぁ、全く驚かないね」
「有り得ねぇ…………」
「私は悟の鈍感さの方が有り得ないと思うよ」
マジで?と聞くと「言うまでもなく」と傑の嘲笑が返ってくる
…………マジか
まさか、Aが僕のこと好きなんて
「まぁ 僕は最強だし顔面国宝だし、女の子が皆僕を好きになるのは仕方ないと思うよ?
但し、硝子とAは除かれると思ってた……」
「 どうやら硝子だけだったようだね」
もはや笑いもせず、仕事の片手間で答える傑
彼奴が……Aが………
「 確かにまぁまぁ顔が可愛くて胸デカいけど!
いざ急に告られると混乱するわ〜〜〜」
「発言がゴミカスだ」
「でも同意だろ?」
目隠し越しに傑をジト目で見やると 動揺もせず「まぁね」と口の端を上げやがる
お前も大概じゃねぇか
昨日のAの発言を受けてからというものの、呪霊を祓っていても 生徒達を見ていても 気づけば彼奴の顔がチラつく
あんな酒癖の悪いたかり屋は御免だと思ったり、まぁ可愛いし アリかなとか
色んな思考が行ったり来たり
「 あーーーーー、 クソ」
「最強の男をここまで悩ませるとは。本当の最強はAかな」
「うるせぇよ」
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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年9月25日 5時