~ ページ42
＿＿Two years later.
「Hey, Super Doctor.」
(やあ、スーパードクターさん。)
「Hi, Tom.」
(あら、トム。)
「What time is your flight to Tokyo?」
(フライトは何時なんだい？)
「It's 7:00 p.m. We have to leave soon.」
(19時。もうそろそろ出なきゃ。)
「Thank you for your help. Will you continue to be an EMT when you return?」
(世話になったな。戻っても救命医を続けるのか？)
「Of course. I have a respected doctor and a valued colleague waiting for me.」
(ええ、もちろん。尊敬する医師と、大切な仲間が待ってるから。)
「They are so lucky to continue to work with you. Good luck to you.」
(彼らはこれからも君と働けるなんて幸せだな。頑張れよ。)
そう言って優しく私の頭を撫でると、ひらひらと手を振りその場を立ち去る彼。
まるで我が子のようにいつでも暖かく迎えてくれた彼は、マサチューセッツでできた最初の同僚と呼べる人だった。
国境を越えて、命を救うためだけに働いていた今日までの日々は、一瞬で。
いつの間にか、2年もの時が流れていた。
新しい仲間と多くの時間を過ごしたこの病院は、私の第二の故郷と言っていいほど居心地の良い場所だった。
でも、
「I'm more than grateful to have met them.」
(彼らとの出会いには私の方が感謝してるけどね。)
彼が去り、誰もいなくなった医局。
私はひとり、静かにそう呟いて重たいキャリーケースを転がした。
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Ria(プロフ) - とても素敵なお話でした この後の2人がすごーく気になりますが(笑) (11月22日 8時) (
レス) @page47 id: b18326fb22 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 琉愛（るあ）さん» 琉愛様→最後までご覧頂きありがとうございます…！楽しんでいただけたようで嬉しいです〜！ (9月20日 1時) (レス) id: 9001ca60a4 (このIDを非表示/違反報告)
琉愛（るあ）(プロフ) - 最高の作品でした！！！完結まで書いてくださりありがとうございます！執筆お疲れ様でした。本当に本当に最高の作品をありがとうございます！ (9月19日 21時) (レス) @page47 id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi | 作成日時：2023年8月2日 23時
