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テキパキと機器の点検や清掃を済ませ、やっとのことで椅子に腰掛けてみれば時刻は既に14時。
珍しく誰も居ないスタッフルームで休憩を取ろうとしていたところに、遠くから賑やかな話し声と2つの足音が聞こえてきた。
「は〜〜〜〜あっつい！！！！」
「あ！徳丸さん！お疲れ様デス！」
「お、比奈先生とミンさん。お疲れ様です！」
ちょっと遅めの昼食を片手に駆け込んでくる2人。
いつも誰かが居てくれるこの部屋で、1人で過ごさなくてよくなったことにほんの少し安心してしまう。
「ちょっと！！もう外暑すぎませんか？高輪先生とか、こんなに暑いのに毎日綺麗で、涼しい顔しちゃって。おまけにかっこよくって。オペ室で隣に立ってるの嫌になっちゃいますよ。」
「たしかに！高輪先生って毎日綺麗ッスよねぇ。」
「比奈先生も！十分可愛いデスよ！！」
「いやいや、、わたしはそんな。喜多見チーフが羨ましいです。暑い中家に帰ったらあんな素敵な奥さんが居るなんて。」
「毎日綺麗と言えば、我らがセカンドドクターのA先生もずっと可愛いですヨネ！」
ミンさんの言葉に、ふと今朝目にした光景を思い出す。
「、、、毎日幸せそうッスよね。あの2人は。」
「本当ですよ〜私も彼氏の1人や２人居ないとこんな夏乗り越えられないなぁ〜〜。」
「徳丸さんは？彼女とか居ないんデスか？」
「！！！いやぁ〜！全然！！」
「へー、まぁたしかにA先生には勝ち目のないハイスペ彼氏居ますしね！」
「、、え！！！！！！？」
ミンさんの問いかけをやっとの思いで交わしたところに、比奈先生がまさかの爆弾を落としてくる。
思わず言葉を失い、口をパクパクさせる俺を前に2人は顔を見合せて笑った。
「あ！図星なんだ〜！！」
「徳丸さん、A先生のことよく目で追ってますヨネ〜！」
「、、！マジすか。」
「聞きますよ〜！お話！もちろん応援はできませんけど！」
「徳丸さん、A先生のどこが好きなんデスか〜？」
にやにやしながらこちらを見つめる2人を前に、昨年の春へと記憶を辿る。
今でも忘れない。
思わず微睡んでしまいそうなほどの柔らかい日差しが降り注いでいたあの日。
彼女ははじめて俺の前に姿を現した。
Another Story / Ephemeral Serenade 02.→←~
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Ria(プロフ) - とても素敵なお話でした この後の2人がすごーく気になりますが(笑) (11月22日 8時) (
レス) @page47 id: b18326fb22 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 琉愛（るあ）さん» 琉愛様→最後までご覧頂きありがとうございます…！楽しんでいただけたようで嬉しいです〜！ (9月20日 1時) (レス) id: 9001ca60a4 (このIDを非表示/違反報告)
琉愛（るあ）(プロフ) - 最高の作品でした！！！完結まで書いてくださりありがとうございます！執筆お疲れ様でした。本当に本当に最高の作品をありがとうございます！ (9月19日 21時) (レス) @page47 id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi | 作成日時：2023年8月2日 23時
