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-Tokumaru Side-
気づけばTOKYO MERの正式発足から4ヶ月。
俺たちにとって、2度目の夏が訪れていた。
まばゆい日差しが容赦なくコンクリートを照りつける。
汗ばむ空気の中、俺は翠色のシャツを纏い、東京海浜病院までの遊歩道を歩いていた。
ミーティングの前に、ERカーに朝の挨拶をして備品の補充を終わらせておくのが毎朝のルーティーン。
他の医師や看護師よりも少しだけ早く病院に着くようにしているから、普段だってこの道を他の誰かが歩いていることなんて滅多にない。
が、今日は少し前を歩く人物が2人。
カチッとしたスーツに、しっかりセットされた髪のすらっとした男性。
そして隣にはノースリーブにラフなパンツ姿、ひとつに束ねた艶やかな髪を揺らして歩く女性。
仲睦まじく肩を並べて歩く彼らは、紛れもなくTOKYO MER統括官とTOKYO MERセカンドドクターの後ろ姿あった。
きっと、後ろに俺が歩いているとは想像もしていないであろう、そんな2人の話し声に耳をすませてみれば、どうやら彼女の甥の話をしているようだった。
へえ、音羽先生は子供苦手だと思ってたな。
A先生の前じゃそんな優しい言葉かけるんだ。
なんて思いながら、無意識に背けていた視線をそっと2人の後ろ姿へと戻す。
触れるか触れないかの距離で僅かに重なる2人の手、時折彼の手が彼女の腰にまわり、自分の方にぐっと引き寄せる様子が目に入り、なんだか胸がきゅっと締め付けられたような気がした。
~→←Another Story / Ephemeral Serenade 01.
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Ria(プロフ) - とても素敵なお話でした この後の2人がすごーく気になりますが(笑) (11月22日 8時) (
レス) @page47 id: b18326fb22 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 琉愛（るあ）さん» 琉愛様→最後までご覧頂きありがとうございます…！楽しんでいただけたようで嬉しいです〜！ (9月20日 1時) (レス) id: 9001ca60a4 (このIDを非表示/違反報告)
琉愛（るあ）(プロフ) - 最高の作品でした！！！完結まで書いてくださりありがとうございます！執筆お疲れ様でした。本当に本当に最高の作品をありがとうございます！ (9月19日 21時) (レス) @page47 id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi | 作成日時：2023年8月2日 23時
