Terminal ⅱ (ページ20)

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After story 04. ページ20

-Your Side-

翌朝。

酷い頭痛と少しの吐き気に襲われ目が覚める。
目を開けるとそこはいつもの天井。
毎日眠っているダブルベッドに彼の姿は既になく、私は重たい身体を無理やり起こしリビングへ向かう。

「おはよ、、、、」

ソファに座り、雑誌を眺める彼に恐る恐る声をかけてみる。

「、、、気分は？」

彼はこちらに顔も向けず、そう投げかける。

「ちょっと二日酔いだなぁってくらい。大丈夫だよ。あの、、、私昨日どうやって尚の家まで帰ってきた、、、？」

私の一言に彼は怪訝そうな顔をする。

「まさか、、、、何も覚えてないの？」

「あ、、うん。ごめん。」

私はいま何に謝っているのだろう。

仕事終わり比奈先生と合流して、ほかのメンバーが待つお店に向かう。
お酒が入って更に陽気になった喜多見チーフと、盛り上げ上手な徳丸くんに促されて私のレモンサワーも進む。

家では2人どんな感じなのー？と問い詰められたけど、家でしか見せない彼の姿は私だけのものにしたかったから適当にごまかした。はず。

その後しばらくして比奈先生とミンさんは先に帰って、、、それで、私どうしたんだっけ。

昨日の出来事を時系列順に並べてみるも、どうしてもその後の記憶が思い出せない。