二十一話 ページ23
Aside
俺は、覚えていた。
昔、体の弱い俺に、運動以外の趣味を持って貰おうと、母にピアノ教室に連れて来られた事がある。
別に運動が趣味だった訳ではない。
他の人はすぐに弾けるようになった曲を、俺だけは弾くことができなかった。
その時、耳朗が教えてくれたのだ。
＿＿＿＿＿これは、この指で弾くの。こんな風に……
教えるのが上手で、多少時間はかかったものの俺も弾けるようになった。
耳朗が覚えていないのも無理はない。
５歳児に叱られるという人気番組でも、顔は覚えているのに名前を思い出せない理由をやっていた。
それに彼女はきっと、他の人にも教えていたんだと思う。
それに比べ俺は人生で関わってきた人の数が少ない。
もしかしたら…本当にもしかすると、
.
耳朗は俺の、初恋の人、だったのかもしれない。
今では覚えていないし、誰も興味がないような話だが。
「吉良、帰んの？」
『…Aで良いよ、初対面じゃないんだし』
「ええっと…じゃあ、また。A」
耳朗が俺の言葉をどう受け取ったか分からない。
でも、下の名前を呼ぶ耳朗は、少しだけ恥ずかしそうだった。
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ハル(プロフ) - とんかつさん» ありがとう！おけ！了解！( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年2月17日 8時) (
レス) id: 1d552beaf6 (このIDを非表示/違反報告)
とんかつ(プロフ) - ありがとうございます！小学一年からなんてすごいですね！もし物語中でおかしな所があればご指摘いただけると助かります！ (2019年2月16日 19時) (レス) id: d28b381f66 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - うち、弓道小学1年からずっと習ってて弓道大好き人なんだよねww後、ヒロアカも大好きだからめっちゃ良いね( ☆∀☆)更新頑張って！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2019年2月12日 23時) (レス) id: 1d552beaf6 (このIDを非表示/違反報告)
とんかつ(プロフ) - すっごく分かります！その話は私も出したいので、遅くなるかもしれませんが読んでいただければ嬉しいです！ (2019年1月13日 23時) (レス) id: d28b381f66 (このIDを非表示/違反報告)
もっさん┌(＾o＾≡＾o＾)┐(プロフ) - 更新頑張ってください！ 体が弱いのとか萌えますｗ 体崩して、焦凍が怒る的な･･･やつを作って欲しいです！ 図々しくてすみません！ (2019年1月9日 22時) (レス) id: fece1989e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とんかつ | 作成日時：2018年11月27日 19時
