また明日。《8》

♯380 ページ30

久しぶりに早く仕事が終わった陸くんと、念願だった健太さんの彼女と4人で会える事になった

急遽決まって、お店も予約が取れなかったから陸くんの家で飲む事になった


陸「適当にUberしちゃうね〜何がいいかな？色々頼んじゃう？」


A「こういう時に、ササッとご飯作れなくてごめんね」


陸「またそんな事言ってるの？(笑)便利な世の中なんだからさ、使えるものは使わないと(笑)これで経済が回ってるんだから｣


そうかもしれないけど、そういう事じゃなくて……
少しずつ料理の勉強はしてるけど、まだまだ全然陸くんに満足してもらえるものは作る自信がない
祭さんだったら……
あーー！もうっ！！また思い出してしまった……
不快極まりない……イライラする……(泣)


陸「……フグの真似？(笑)ほっぺた膨らんでんるよ〜可愛い(笑)」


A「膨らんでないよ、これはお肉です！贅肉っ！！」


陸「や、プクーってなってたもん、可愛い(笑)怒ってんの？」


そんな怒ってほっぺた膨らますなんて
子供じゃないんだから
仏頂面してたのを見てそう言ったのかな…


A「怒ってないもん(笑)ね、もうすぐ来る？メイク直さないと、服これでいいかな？子供っぽい？髪の毛下ろしてた方がいい？アップがいいかな？」


陸「すーーーーーごいな、気合いの入れようが(笑)健太に会えるから？」


A「違うよ、健太さんの彼女さん！！あの健太さんが選ぶ人なんだからもう絶対私なんかが話しかけたらダメな人なはず」


陸「健太と普通に喋ってんじゃん(笑)健太より上！？」


A「上でしょ絶対」


陸「あ、上なんだ(笑)そんな緊張しなくても。Aの方が可愛いよ？」


A「……そんな言葉に騙されないからね(笑)」

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