また明日。《8》

♯389 ページ39

梓「料理苦手？本当に？」


A「見た目は上手くいくけど味が(笑)」


梓「飾り切りとか出来るなら私より全然上手だと思うよ？レシピ見て分量計って作ってみたら絶対大丈夫(笑)」


A「それなんだよね……感覚で作っちゃうから味がおかしくなる」


梓「……とりあえず、計ろうか(苦笑)」


梓ちゃんの言う通り、ちゃんと計ったら本当に美味しく出来た


A「感動……」


梓「感動……映えだよ映え！……陸くん喜ぶよ絶対(笑)」


A「喜んでくれるかな…………実はね……昨日あの後喧嘩しちゃって……」


梓「ケンカ？なるべく早く仲直りした方がいいよ？溝が深くならないうちに……良かったら聞くよ？」


昨日の一連の流れを話した
お父さんから言われた事も話した


梓「今更って言う陸くんの気持ちも分かるし、Aちゃんが言えなかった気待ちも分かる。陸くんが強く行かないでって言えない気持ちも分かるよ。だってそれってすごい責任を負うことになるから。跡を継ぐとかそういう話って、第三者が深く入り込めないし、中途半端な事陸くんも言えないと思うよ？……普通の恋人同士とは、環境が違うからね」


普通の恋人同士とは違う
梓ちゃん達も、それで悲しい思いした事あるのかな？


梓「お父さんに会ってって言いにくい？」


A「うん……言えない……まだ付き合って少しで親に会ってとか重い事言えない。梓ちゃん言える？」


梓「言うだけ言ってみるかな。でも期待はしないよ、断られてもいいと思って言う。後は相手の意思に委ねたらいいんじゃないかな？って思う」

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