【 BTS 】 96lineの8人目【男主】 (ページ21)

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十九歩ページ21

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イベント自体は可もなく不可もないような感じだった。

プロではないから完璧ではないし、荒々しさが残ってたり、若干引き気味だったり、アレンジが強すぎたり、

でも、皆に共通してたのは音楽が好きってこと、
演奏している表情、雰囲気、そしてその場の空気感、すべてがちゃんと音楽が好きで音楽を楽しんでるようだった。

いつもとはまた違った形で、それが新鮮であり懐かしくもあり、沢山の刺激を受けた。

JK「来てよかった、」

熱中してたからか、あっという間にイベントは終わって、

思ってたよりも時間が経っていたようで、少しお腹が空いたからお気に入りのカフェまで少し歩いて、
久しぶりにゆったりとした休日を過ごせたかもしれない。

今日の感想をヒョンたちになんて伝えようか、
上手く言葉に出来るかはわからないけど、伝えたい思いは色々あった。

だから、ちゃんとは分からなかった。

なんとなく、前から歩いてくる姿に懐かしさを感じた。

( どこかで…… )

見たことあるような、ないような……

でも、特に向こうは気にしてないみたいだったし、他人の空似なのかなっと思って、普通にその人とすれ違った。

すれ違った直後に聞こえてきた歌、それは、俺たちの歌で、

だからなんだって話なんだけど、armyだったら普通に歌ったりもするだろう、でも、そうじゃない、絶対違う、

" ……………보고 싶다 "

だって、普通のarmyの声がこんなに懐かしいわけがない、

JK「…………っ」

そこで、気付いた。というか、思い出した。

JK「………ヒョン？」

ある日突然居なくなってしまった、大好きなヒョン。

『……え？』

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