桃の体調不良 (ページ5)

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桃

かいとに気づかれて、本当は頼りたくなかったけど結構限界が来てたからお言葉に甘えさせてもらうことにする

「はあはあもうしんどい..なぁ」

でも後ちょっとで撮影が終わるからそれまでは頑張ろう。早く...早くしないと...

「今日の撮影は以上になります」

フラッ

スタッフさんの掛け声と共に、俺は倒れそうになったけど、かいとが支えてくれたおかげで頭は打たなかった。

でも力が入らない....

(早く立ち上がらないと迷惑かけちゃう)
(早く...早くしないと)

はぁ...はぁ...

一人でもがいていたら、見かねたのかかいとが抱っこしてくれて、楽屋まで連れて行ってくれた。

(ごめんね...かいと..)

もう抵抗する力も持っていないから身を任せることにした。

ふわっ

ソファーに横にならせてくれた。

それでもしんどくて寝れないでいると、かいとが頭を撫でてくれていつの間にか眠っていた。

......

ぱちっ

(ここは...かいとの家か)
楽屋で寝てからの記憶が一切ない

まだ..しんどいけど、さっきよりはマシになったからありがとう言いに行かないと...

バックラッバタン

いきなり立ったから眩暈がして倒れてしまった。

(ううぼわぼわする～)

「しめっ？！大丈夫？！」

「うん...大丈夫..ちょっとフラってしただけだから..」

「ベットに戻ろっか」

よいしょっ

「しめ～焦らなくていいからな～今はゆっくり休め」

「うん..ありがとう」