episode 83 ページ46
ソラside
＿＿＿＿＿＿もう消えたい＿＿
そういったAの目は何も映さない。
その目を見た瞬間、背筋が凍った。
そして、糸が切れたようにプツンと
倒れ込んだ。
Aの辛さは計り知れない…
私達はただ傍にいてやる事しかできない。
強くあれ。自分をしっかり持てと。
倒れ込んでから5日経ったが起きる気配がない
見るに堪えないほど、顔はやつれ。青白い
毎度、深夜は魘され続けている。
シオン『ねぇ。A目を覚ましてくれるよね。
必ず。また私達の名前を呼んでくれるよね？ 』
『呼んでくれるよ。今回は…少し
疲れちゃったんだよ。起きるのを待とう。
それが私達の仕事だ。』
目を覚ましてくれるなんて確証はない。
けど、そうでも考えないと。
不安で押しつぶされそうなんだ。
お願い……目を覚まして
＿＿＿＿＿＿＿＿ガチャ＿＿＿＿＿＿＿＿
エド 「 Aは…まだ目が覚めねぇかァ。」
『うん。魘される時間も長くなって…私達っ……
不安で仕方がないっっ。』
A 『……ぅぅ……くっ……』
＿＿＿＿ガリ＿＿＿＿ガリ＿＿＿＿＿＿
Aのうめき声が聞こえると同時に
爪で喉を掻きむしり始めた……
まるで息ができないみたいに苦しい顔をして
手を上に伸ばした…
お父さんはその手をとり握りしめた。
するとAは安心したような顔になり
また眠りについた。
『ふぅ。今日は怪我がまた多くなるわね。
魘される頻度が多くなってきてる。』
エド「Aは俺に任せろォ……
お前らは少し寝ろ。
Aは 俺の部屋に連れいく。」
その申し出はとても有難い……この5日間。
あまり寝れずに看病していたから
体力が限界に近かったのだ
『ありがとう…お言葉に甘えるわ…お父さん。
…ねぇ……』
エド「………… 」
無言でこちらを見たお父さん。
これは聞いていいのだろうか。
いや聞くべきだな。
『……お父さんは。
Aを愛しているんでしょ？
家族としてじゃなくて。ひとりの女として…』
エド 「グララララ
ソラ面白いこと言うじゃねぇかァ
俺は 家族としての愛情しかAに抱いてねェ。」
よくも見え透いた嘘を。
『そう。Aは愛する人の為なら…
何だってする。後悔のないようにね…』
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彩(プロフ) - 続きを気長に待ってます！！！！ (2021年10月17日 21時) (
レス) @page13 id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月8日 21時) (レス) @page9 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハゲてモーター | 作成日時：2021年9月27日 6時
