episode 66 ページ29
『懐かしいわね。 私も酒屋で働いててそこで
知り合ったのよね。お父さんと』
エド「あぁ」
あの時。私達を家族にと言ってくれなければ
私の心は壊れていただろう。
運命なのか それとも
神の悪戯なのか。
それは分からない。
けど私は自分の目的を果たすまで決して壊れない
そんな考えに浸っていると
「よぉ ねーちゃん!飲んでっかぁ?
1曲歌でも歌ってくれよぉ」
『見ての通り飲んでるわよ。
私、店の人じゃないけど……まぁいいわ』
______________________
久しぶりの酒に浮かれて泥酔してしまった
危うくお持ち帰りされそうな所を
エドさんに助けてもらったのだ。
『ごめん、エドさん。調子のって飲みすぎた…』
エド 「酒の場は気をつけろ、いつか食われるぞ」
『はい。』
気まづい、お酒がまだ回ってるのか
頭がポカポカしてちゃんと考えられない
私が酒場で歌った歌はエドさん宛だ
気づいていないのか、気付かないふりなのか
虚しい。 エドさんが欲しい…。本当は
私を見て欲しい…私だけのものに…。
それで充分だった…。
''_______遊びたいのよ______''
エド 「っ…Aっ!?……体が。」
エドさんの上に馬乗りになり首筋を撫でるように
キスをした
私の能力でエドさんの体は痺れ上手く動かせない
エドさんへの想いは止まることを知らない。
ただ、エドさんが欲しい。私を見て…
''_____誰ぞ好い人と_____''
ひとつひとつ 顕になっていく…
''____善がりたいのよ__慾深いのぅ____''
私は我儘だ。そして欲深い。
最低な女だな。 受け止めてくれるなんて甘い考え
エドさんの甘さに甘えてる…酷い女だ。
そう考えながら、深いキスを落とす。
そしてエドさんの服に手をかけた………
________ドンッ_____
エド 「っっ…やめろォ Aっ!…はぁっはぁっ」
私は突き飛ばされた。
『なんで……動いてっ。』
舌を噛んで無理に体を動かしたみたいだ。
エド 「グラララっ。 頭冷やせA。
酔った勢いで襲うほど俺は……馬鹿じゃねェ」
エドさんはそう言うと
目を逸らしながら部屋を出ていった
『っっ……ごめんなさい。』
酒の勢いでもいい……ただ、あなたが欲しかった。
''____地獄の淵へ_突き落としてくれ___''
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彩(プロフ) - 続きを気長に待ってます!!!! (2021年10月17日 21時) (レス) @page13 id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年10月8日 21時) (レス) @page9 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハゲてモーター | 作成日時:2021年9月27日 6時