episode 58 ページ20
＿＿＿A＿＿＿Aっ＿＿＿
だれ？
私を呼んでいるのは…誰なの？
＿＿A＿＿＿お願いっ＿＿＿＿起きて＿＿＿
神 「Aっ！
お願いだっ…… おき…てくれぇっ！…」
私を呼んでいたのは貴方だったのね…
まぁ…そんな泣き腫らしてどうしたのよ…
ゆうきを思い出す
『どう…したの？ そんなに泣き腫らしてぇ
綺麗な顔が台無しよ？泣かないで…ね？』
彼の青い瞳…その瞳から溢れてくる涙は…
真珠のようでとても…綺麗だ
神 「ひっぐ……だってぇ…呼んでもっ…
お''きな''…くてっ…怖くてっ。」
『……心配してくれたのね…ありがとう。
だからもう泣かないで、笑って？』
そっと涙を拭って頭を撫でた
髪はとても手触りが良くて
綺麗な青い髪が指の間をするりと抜けていく。
そして彼は私の手に擦り寄り笑顔を零した…
神 「無事で良かった…Aおかえりっ」
『ふふっ ただいまっ』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
神 「取り乱してごめんっ
ここ…精神の間は簡単に来れる場所じゃないんだ
だから俺も、無闇に呼べない…」
『そうなんだ、私は
死ぬか生きるかの狭間にいるんだね』
神 「察しがいいね、
だからここに長居してるのも危険なんだ。
早く戻らなきゃいけない…… けど……俺は
戻って欲しくないんだっ！！
ごめん無理なのは知ってる…
これ以上っ…もう…傷ついて欲しくっ…ないっっ」
そう口にしては、苦しそうに顔を歪める彼は
とても壊れそうで心配だった。
けど、私はここには残れない…
『ごめんね…。』
神 「わかってる。A…これだけは約束して。
絶対に自分を犠牲にしないって」
あぁ……こんな子にまで嘘をつくのか。
『うん！ わかった。』
そう口に出したけど…
その目を真っ直ぐ見る事が出来なかった
神 「そろそろ時間だ。 A気をつけてね」
その言葉を最後に私の意識は＿＿＿＿ぷつんっ＿＿
と途切れた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿Aっ＿＿＿＿＿＿＿＿
_ぴちゃっ＿＿＿＿＿ぴちゃんっ＿＿＿＿
泣いているのは……誰？
泣き崩れている男の人が見え
私は その男に近づいていった
＿＿＿＿＿愛しているんだっ＿＿＿＿
あともう少しで届くっ！
あなたはっ
『っっ……待ってっ！！』
伸ばした手は空を切り…
私は見覚えのある部屋にいた
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彩(プロフ) - 続きを気長に待ってます！！！！ (2021年10月17日 21時) (
レス) @page13 id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月8日 21時) (レス) @page9 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハゲてモーター | 作成日時：2021年9月27日 6時
