3…金髪美女様 ページ3
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…却説、如何しよう?まぁ、取り敢えず人を探そう。そして………帰ろう。
…とは云っても、だーれも居ないんですけどッ!
『誰か居ませんかー?私、迷子になっちゃったンです!!!だーれーかー!!!』
シーンー…
『誰か出て来いや!!!私、帰りたいーーー!!』
「あの…出口まで案内しましょうか?」
『おおお!有難う御座います!救世主……って、貴方は金髪美女様ではないですかッ!!』
「え?金髪美女?」
『探してたんですよ!!沢山話を伺いたくて!』
「え?話?探して?」
『はい!…ってな訳で金髪美女様のお部屋に案内して下さい!』
「出口じゃなくて、ですか?」
『善いんです!帰りたくなくなりましたから!』
金髪美女様は困り気な顔しながら「判りました…」と云って歩きだした。
…うん。後ろ姿も美女だ。
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「どうぞ」
『失礼します!』
金髪美女様は「此方に座って下さい」と云って何処かに消えた。
うーん……人の部屋って落ち着かない。
そんな事を考えていると金髪美女様が紅茶を持って現れた。
…好い香りだ。
「取り敢えず、自己紹介をしましょう。私は樋口一葉と申します」
『私は(人1) Aと云います!』
「……高校生ですか?」
…聞かれると思った。私ってそんなに………若く見えちゃうかな??えへへ
『二十歳ですよ』
「え、二十歳ですか!?………全然そんな風にはみえない」
『よく云われます』
「私よりも歳上なんですから敬語なんて使わないで下さい」
『んじゃ遠慮無く!えーっと…』
「樋口です」
『樋口ちゃんに色々聞きたい事があるんだけど…』
「はい」
『此処での中也さ……中原幹部はどんな感じ?』
「中原幹部…ですか。私はあまり中原幹部とは接点が無いのでよく……」
『そっかぁー。有難うね、樋口ちゃん!』
んー…そっかァ。中也さんとよく接点を持っている人とか聞いておこうかな。
『あのさ、中原幹部と仲が良い人って誰だか判る?』
「えっと…仲が良いか判りませんが…中原幹部が『姐さん』と云ってる方が居るのは知ってます」
『おおお!其れ、誰だか判る?』
「はい。名前は…」
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尾崎紅葉かァ……幹部なんて滅茶苦茶恐いんですけど。
私は目の前の扉を
「…ーー誰じゃ?」
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小松七 - 中也さんに同感で夢主可愛いと思う。わー煩いチワワってぴったりぃ↑面白いですので頑張って下さいね! (2017年10月2日 22時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモレモン | 作成日時:2017年10月1日 2時