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日々増えていくスキンシップに嫉妬しない女子はいない訳で……
ただいま宮兄弟取り巻き女子たちに囲まれております。
細い綺麗な脚だなーなんて見て気を紛らわしてたけど
まあそれも続かないようで、1人の女子に肩を押された。


「ねえ、アンタさ最近馴れ馴れしいんやない?」


『いや、私というか治くんが……』


「あんたみたいなデブ相手にするわけないやろ。舐めてんの?」


『まあ、好意じゃないと思うし気まぐれやない?
私マネやし避けようないやん。』



私こんな強気に出てますけど、足震えてますよ。
ねえ、私何もしてないやん……女子ってほんま面倒やな……。
今までクラスの女子の中でぬるま湯で生きてたのに
いきなり熱湯はアカンで姉さん。
私これからどうします?助け舟は出せませんよねー
だってここ教室棟の裏〜人だーれも来ん。


「次近づいたら、あんたボコすから」


『(あら怖い怖いでも不可能に近い。)あ、そう。』


「……ッ余裕ぶっこきやがってクソムカつくな!!」


そう手を思いっきり捻られた。
殴られるんかと思ったわ、宮兄弟の喧嘩止めるよか
可愛いレベルやし大して痛くないからええか
なんて放置した私が馬鹿やったね、手首腫れとるやん。
あの女子の取り巻き去った後手首触ってたら気づいた……
痛いけど、5限始まるし今保健室行った
後でりかとかに聞かれるだろうなーとか色々
考えて教室棟から歩いてトボトボ戻っていた。


『面倒なことになったなー』


角「……」


『ウワッ!!急に近づくのやめてよ』


角「それどうしたの。」


『さっき走とった子とぶつかって壁にぶつかってん。
その時に変な手の付き方しちゃってさ。』


そんな下手くそな嘘をつくと角名くんにはバレとるみたいで
"治の取り巻きでしょ"なんて言われた。
角名くんは鋭いな、いつもどこで見とるか分からへんわ。
まあ半ば無理やり保健室に連れてかれ
手首に湿布とテーピングを巻かれた。
遠慮をすれば"治にバレるのが怖いの?"
なんて痛いところを付かれなんとも言えなかった。


チャイムが鳴ってから角名くんと戻ると
やっぱり治くんからの質問攻め。
角名くんは本当のこと言おうとするから食い気味に
"北さんに呼ばれてた"なんて言い訳をした。
北さんなら予鈴前に話し終わるやろうからバレとるだろうな。
角名くんもなんか睨んでくるし。

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設定タグ:宮治 , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ビト | 作成日時:2023年4月2日 21時

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