No.4 ページ4
サプライズ当日
池江先輩は6時ぴったりに家に来た。
秀作｢いらっしゃい。｣
｢先輩！いらっしゃいませ！｣
池江｢お邪魔します。ﾍﾟｺ｣
秀作｢入って！｣
｢なら、あたし2階にいるから。｣
秀作｢うん！わかった！｣
とはいったものの肝心のパパはまだ帰っていない。しかしこれも作戦だ。
数分後パパが帰ってきた。
ただ待つのも暇なので階段で皆の話を聞いていた。
池江｢私も靴を隠されたことがあります。｣
お？この話聞いたことある。
でもこの話パパにして大丈夫かな？
泰造｢おーそれは酷いね？それで？先生に言ったの？｣
池江｢いいえ！靴を隠した犯人を呼んで、ボコボコにしました！｣
そう池江先輩は以外にも柔道黒帯の有段者。
おまけにそのﾎﾞｺﾎﾞｺにしたのは上級生の男子3人組。
池江｢でも、靴を隠すよりそっちの方が問題になって笑｣
兄ちゃん達がそんな話をしている間に
ガチャ
知晶｢ただいまー。｣
よし！あたしの出番！
｢ちょっと姉ちゃん！今日は友達の家に行くんじゃなかったの？！｣
これも作戦。そして、続々と今日は家にいないはずの人達が帰ってくる。
｢あ、先輩。｣
あ！部屋着だった。しまったー、池江先輩のことしか考えてなかった。
ちょっと気まずいから自分の部屋に行ってよう。
そして、一時自分の部屋で時間を潰していると。
｢あー喉乾いたなー。｣
下に水でも取りに行こうと思って台所に行くと。
うん？何か兄ちゃん探してる？
｢兄ちゃん？どうしたの？｣
秀作｢あ、A。ちょっと来て！｣
｢うん？｣
秀作｢あのさ池江さんの靴見てない？｣
え！ヤバくない！兄ちゃんにバレてるじゃん！
｢えー無いのーどうしようかー｣
どうしよう。あ！姉ちゃんに言わないと！
｢あたしも探しとくねー｣
秀作｢頼んだよ！｣
姉ちゃんに連絡しないと。
トーク画面
A姉ちゃん!兄ちゃんが靴ないの気づいてる!
CHIAKIわかった。次秀作が聞いてきたら、尾関くんが隠したんじゃない?っていて。
Aわかった!
CHIAKI頼んだわよ。
姉ちゃん、そんなに兄ちゃん達のこと考えてたんだ。
ならこのサプライズ絶対に成功させよう！
あ、てかあたし水取りに来たんだ。
用事を思い出してキッチンに行くと。
｢うわーーー！誰ですか？！｣
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作者名：里菜 | 作成日時：2018年3月28日 1時
