No.10 ページ9
秀作said
夜
僕は角居さんに会いに来た。
そして計画を話した。角居さんは協力してくれると言ってくれて明日実行することになった。
まずは明日の準備をしよう！
｢小岩井？お願いがあるんだけど？｣
小岩井｢何でしょうか坊ちゃん？｣
｢あのさ、姉さんのハンカチ持ってきてくれない？｣
小岩井｢ハンカチですか？｣
｢うん、ちょっと使うからさ。無理言ってごめんね？｣
小岩井｢かしこまりました。｣
小岩井に姉さんのハンカチを持ってきてもらった。
これで明日の準備が出来た。あとは明日角居さんに実行してもらうだけ。
翌日
姉さんはいつも通りに仕事に向かった。
上手くいくといいけど。
その夜姉さんは上機嫌で帰ってきた！
あの作戦は成功した！そう思ったけど..
翌日
｢え？もう諦める？！でも昨日は凄く楽しそうに姉さん帰ってたんですよ？｣
角居｢それはそうでしょう。チェスをしながら永遠と男の人の話をされたんですから。｣
｢えーー？！｣
どうや昨日姉さんは角居さんとチェスをしながらずっと楠木くんの話しをしていたらしい。だから角居さんはこの計画から降りると言い出したのだ。
僕が凹んで家に帰ると玄関に
A｢おかえり？兄ちゃん。｣
何故かAがいた。
｢ただいま？どうしたのそんなとこで？｣
そのまま僕が立ち去ろうとすると。
A｢角居さん。｣
え？なんでAが角居さんの名前を？
｢え？なんで？その名前。｣
A｢さあ？｣
そのままAは去っていった。
まさか尾関！？
俺が焦っていると。リビングから笑い声が？
急いでリビングに向かうと
泰造｢そうなのか？笑あはは｣
父さんと楠木くんが笑いあっていた。
話を聞くと、楠木くんの実家は旅館以外にも手広く事業をしている大金持ちだったと判明した。
通りでさっきと父さん楽しそうに話していたはずだ。
はぁー僕の努力は無駄だったのかー
部屋に戻ろうとすると
A｢頑張ったのにね？｣
Aに声を掛けられた。
｢うん。そうだね。てかさ？なんでA知ってるの？｣
A｢兄妹だからって言いたいけど。めっちゃ調べた。尾関先輩にも聞こうと思ったけど聞けなかったし。｣
｢そうだったのか？ダメだなー？笑本当にダメな兄ちゃんでごめんなー？(涙)｣
俺はなんか苦しくなって部屋に戻った。
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作者名：里菜 | 作成日時：2018年3月11日 3時
