No.14 ページ13
続き
あたしがそんなことを考えていると。
トントン(ノック)
｢え？誰だろう？小岩井？｣
あたしの部屋に誰か来た。あたしは小岩井が来たのかと思ってドアを開けると。
｢はーい？どうしたの？って姉ちゃん。｣
姉ちゃんが来た。
知晶｢A？話を聞いて欲しいんだけど？｣
姉ちゃんがそう言った。多分楠木さんの事
｢うん。わかった。部屋入って？｣
姉ちゃんがあたしの部屋に来るのは珍しい
｢どうしたの？珍しいね姉ちゃんが来るなんて？笑｣
分かってはいるけど知らないふりをした。
知晶｢私ね？松也に振られちゃった。｣
｢え？そうなの？言ったの？楠木さんに？｣
知晶｢言ってはないけどさっきタイプじゃないって笑｣
改めて姉ちゃんの口から聞くのはとても辛かった。
｢そうかー。楠木さんも見る目ないね？こんなに美人な人が好きでいてくれるのに笑｣
知晶｢そうね？笑でももういいの。また違う人を探すわ。｣
姉ちゃんはそう言った。
知晶｢ごめんね？話聞いてくれてありがとう。おやすみ。｣
姉ちゃんはそう言って出ていった。本当の所どう思っているかは分からない。でもまたいい人が見つかると事を願おうそう思った。
そして部屋から出てみると一緒のタイミングで兄ちゃんが出てきた。
｢あ、兄ちゃん！｣
そう言うと兄ちゃんはそのまま部屋に入ろうとした。
｢待って！兄ちゃん！話聞いて！｣
秀作｢話すことなんてないよ？｣
｢あたしはある！だから部屋開けて？！｣
そう言ったけど向こうは静かになった。あーもダメかそう思ってドアから離れそうとすると
秀作｢待って話聞く。｣
そう言って兄ちゃんがドアを開けた。
｢ありがとう話聞いてください！｣
秀作｢うん。｣
あたしは兄ちゃんに思っていることを全部話した。
秀作｢そっか、ごめんな？隠し事して｣
｢ううん、あたしも悪いことしたと思うだからごめん。｣
そしてあたし達兄妹は仲直りすることが出来た。
そして兄ちゃんも姉ちゃんの事を気にしているみたいで。
秀作｢姉さん。大丈夫かな？｣
｢そうだね。｣
だけどこの心配がまさかあんなことになるなんて知らなかった。
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作者名：里菜 | 作成日時：2018年3月11日 3時
