もみ消して冬恋をしたのは兄ちゃんの後輩でした。part4 (ページ1)

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秀作said

小岩井が戻ってきて数日がたったけど。

次は別の問題が僕の中で起きていた。

それは、最近楠木くんへの姉さんのお気に入り感が半端ないこと。

A｢ねえ？兄ちゃん？難しい顔してどうしたの？｣

｢うわ！びっくりした！｣

A｢びっくりしたって！兄ちゃんが呼んでるのに返事しないからじゃんか！｣

え？そうなの？くそー楠木くんと姉さんのことで考えすぎたなー

A｢それでどうしたの？考え事？｣

｢あ、うんうん！考え事ー。だからAは気にしなくていいよー。｣

A｢ふーん？わかったー。｣

｢てかさ！A松葉杖無くなって良かったな！｣

A｢まぁーあんまり激しい運動はしたらダメだし、まだ一時サポーターだけどねー｣

｢それでも良かったじゃんか！兄ちゃん嬉しいぞー！｣

Asaid
なんか今日の兄ちゃんのテンションおかしいなー？

せっかく小岩井も戻ってきたのにー。

｢あ！てか兄ちゃん！今度ちゃんと尾関先輩と池江先輩にお詫びしないとね！｣

秀作｢あ！そうだったなー？今度なんか奢ってあげよう。｣

｢あたしも、その時は半分出すよー。｣

いやー本当にあの時は申し訳ないことしちゃったなー？

明日ちゃんと二人に言わないと。

でもあたしはこの時知らなかった。まさかこの恋にライバルが現れることを。