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樹「 ていうか俺この前知ったんだけどさ、�眞呂搬�立ちゃんって同中らしいよ 」
「 あ、知ってる、結構話すよ二人 」
北「 えーあんま見たことないな 」
「 LINEが主だからね 」
樹「 うわ、そういうタイプか 」
北「 直接は恥ずかしいってやつか 」
「 いいね、なんかムズムズする 」
樹「 なに、くしゃみ？ 」
北「 アレルギー？花粉症？ 」
「 鼻がムズムズするんじゃない！ 」
樹「 それは失礼 」
北「 ごめんごめん 」
ニヤニヤした顔でこっちに謝罪してくる二人
… 絶対反省してないでしょ、って。
樹「 あれ、拗ねちゃった？ 」
「 拗ねてない 」
北「 あらら、怒か 」
「 怒じゃない！ 」
樹「 怒っててもかわいい 」
「 樹くん、女の子にそれ言ったら全部許してくれると思ったら大間違いだからね 」
北「 わかる、女子の敵だよね 」
樹「 北斗お前自分が女子みたいな発言やめろ？ 」
北「 この間も隣のクラスの子に樹くんって思わせぶりな言動多いよね〜、って言われてたよ 」
「 よくない、樹くん 」
樹「 女の子にはかっこよく見られたいじゃん？ 」
「 でも樹くんに彼女できた時彼女さん嫌な気持ちになっちゃうよ？ 」
そう言うと
じーっとこっちを見つめて何か言いたげな樹くん
樹「 俺、みんなにそういう態度とっちゃうから好きな子に気づかれないのかな 」
北「 そうじゃない？ 」
樹「 どう思う？Aちゃん 」
北「 おい無視かよ 」
樹くんに華麗にスルーされて
むくれてる北斗くん
「 んー、誰にでもやってるって思われちゃうんだろうね 」
樹「 …、そうだよね 」
樹「 でも自分の彼氏が周りから評判いい方がよくない？ 」
北「 お前の場合女たらしって言われるだろ 」
樹「北斗うるさい 」
北「 うん、なんで？ 」
「 樹くん恋してるの？ 」
樹「 気になるなあ、みたいな感じ今は 」
「 幸せにしてあげてね 」
樹「 …、うん、絶対する 」
北「 樹が好きになるってことはその子のこと好きなやつ他に何人もいるだろうね 」
樹「 負けねえから大丈夫 」
そういって
ふはっ と笑う樹くんは
いつもよりかっこよく見えた
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作者名：胡 桃 | 作成日時：2021年7月17日 21時
