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樹「 ねえ、俺の友達がAちゃんと仲良くなりたいって 」
後ろから私の髪の毛をいじりながら
そう言う樹くん
「 あれ、もしかして私人気者？ 」
樹「 実はそうなのかも 」
「 私も仲良くしたいって伝えて 」
樹「 だーめ、」
「 え、 」
樹「 あいつらAちゃんから話しかけてもらった方が喜ぶから 」
「 でも、私人見知りなんだよね 」
樹「 うん、わかるよ 」
「 ちょっと？ 」
樹「 あ、まっていいこと思いついちゃったわ 」
@juri_t06 9分
【 だってよ 】
【 @hokuhoku_m 】
【 @coach_y 】
【 @jjj__ciii 】
【 @kyomo_tiger 】
【 @taro_dayo 】
「 はい、いいよ 」
「 …、えっと、仲良くしてください？ 」
「 本当に仲良くしたいと思ってる？ 」
「 思ってるよ！？ 」
「 人見知りらしいから話しかけにいけよ、お前らが 」
【 @kyomo_tigerがあなたのストーリーズに返信しました 】
( 樹いい仕事したね )
【 @hokuhoku_mがあなたのストーリーズに返信しました 】
( じゅったーん！！！歓喜 )
【 @jjj__ciiiがあなたのストーリーズに返信しました 】
( 樹遊び誘っといてよ！！ )
【 @taro_dayoがあなたのストーリーズに返信しました 】
( 俺はAちゃんとも朱里ちゃんとも仲良いから )
【 @coach_yがあなたのストーリーズに返信しました 】
( 言わせた？ )
「 ねえ樹くん、ストーリー全体公開じゃん 」
樹「 そうそう 」
「 恥ずかしい 」
樹「 あいつら喜んでるよ、ほら 」
そう言ってdmを見せてくる樹くん
「 …、嬉しい半分、照れ半分 」
「 ていうかみんな授業中にスマホいじっちゃうんだね 」
樹「 俺らそんな真面目じゃないしね 」
樹「 あ、北斗こっちみてるよ 」
私の体はいま樹くんのほうに向いてるわけで、
背中側にいる北斗くんは見えない。
樹「 振り返って手ふってみてよ 」
「 え、」
樹「 簡単に、手っ取り早く仲良くなれるチャンスだよ？ 」
それもそうか、と思い
振り返って北斗くんに手を振る
少し目を見開いて驚いた様子だったけど
すぐにはにかみながら控えめに手を振り返してくれた。
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作者名：胡 桃 | 作成日時：2021年7月17日 21時
