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じゅーはち ページ22

マ「なんとか間に合ったな」




『そうですね!』




マッシュ様のおかげで不合格にならなくて済みそ……




「おい?いいのかあれ?」




ん?




「アリなのか?」



んん?



「いやダメだろ!!」



「ふざけるなよ!!」



「ヒキョーだ!」



なんてこった……



「オレたちは真面目にやったんだ!」




帰れ



「かーえーれ



かーえーれ



かーえーれ」



1人が帰れと言い出した瞬間に皆で言うだなんて……




マッシュ様はだいじょ…



マ「帰りたい」




そう言いながらマッシュ様は落ち込んでいた




でしょうね



「おかしいだろ!



迷路じゃねぇだろそれは!!」



マ「たしかに」



「迷って出てくるのが迷路だろ!」



マ「ご最も」



「迷路とはいったい!」



マ「哲学」




マッシュ様ひとつひとつ返さなくてもいいのに




『でもゴール地点にいた者を合格とするってルッチ先生は言ってましたよね?




それならゴールの仕方はどうでもいいのではないでしょうか?』




「それは理屈だろ!」



『うっ』




それを言われちゃあなんとも言えない




「かーえーれ


かーえーれ


かーえーれ」



さてどうしたものか……



レ「やっ




やめてあげてください!!




彼は悪くないんです!!」




ル「やめろ!」




おっと?



これは訳ありか?




ル「言えばただじゃおかないぞ!?




今ならあの約束もまだ考えてやる」




あの約束……




先程言っていた言えない事情のことかな?




約束……ねぇ




レ「私が…「おい!」




私が意図的にゴールに行けないよう邪魔したんです




ルッチ先生に言われて……」




レモン様がルッチ先生に頼まれたであろうことを明かすと周りの生徒たちがザワザワし出す




あまり良いとは言えないですね




レ「その人を足止めしたら合格にしてやるって言われて…




私んち貧乏で家族のためにもなんとか入りたくて…」




そうだよね



大切な人達のためにしたいことってあるよね



レ「でもそんな私を助けて彼はこう言ったんです」



ん?



レ「僕と結婚してくれって…」




マ「いや言ってないけど」




『マッシュ様…!いつの間に!?』

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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2024年3月5日 14時

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