私って…【MASHLE】 (ページ19)

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じゅーろくページ19

アイはそう言ってレモンの手を取る

彼女は距離感が近いのだ

レ「え…あ…えっと…

ありがとうございます…！」

そうして3人は迷路を進んで行った

マ「アイどっちの道だと思う？」

『マッシュ様！

きっとこっちですよ！』

アイは右を指す

マ「わかった

じゃあ左だね」

そう前にも言った通り彼女は方向音痴

アイが指す逆の道を行けばおそらくゴールに着く

『聞いておいてそれは酷くないですか！？』

レ「……」

レモンは驚いたような顔で見る

そりゃそうだ

おそらく私も驚く

少し歩いたところでレモンが発する

レ「一体どんな罠が私たちを待ち受けてるんですかね

緊張と不安でいっぱいです私」

レ「ぐえっ」

レモンは石に躓き転ぶ

『大丈夫ですか！？

きっと罠です！

マッシュ様お気をつけください！』

レ「いえ…躓いただけです…

うえーん…いたーい…」

アイはわざとなのか素なのか

おそらく素

『痛いですよね転ぶと…

マッシュ様もお気をつけください…』

マ「うん」

その後もレモンは罠に引っかかりまくる

マッシュは思う

効率的ってなんだ？

と

マ「急ごうアイ」

『え…でも…

ちょ担がないで下さーい！』

時間をくっていることを気にせずアイはレモンを助けようとすることをまずいと思ったマッシュは担ぐ

その時だった

レ「レビオス･カフス！！」

レモンがそう唱えた瞬間マッシュとアイに手枷と足枷がはまる

マ「なんじゃこりゃ」

『なんですかこれ…』

レ「ずっと騙しててごめんなさい…

諸事情によりゴールさせる訳にはいきません…

足止めさせていただきます」

マ「諸事情って？」

『マッシュ様言いたくないから諸事情なんですよ』

レ「その通りです！」

マッシュは手足が拘束されているにも関わらず足の力だけで立つ

それに加えアイは倒れたままだ

『足の力強…』

マ「騙されていたのか…」

『驚きですよ…』

レ「無駄ですよ

それは人間の力では外せません」

マ「悪いけど

僕たちにも諸事情があるんだ」

ガシャンという音と共に手枷が外れる

『え？』

レ「はわーー！！」

マ「じゃ

アイ行くよ」

『だから担がないでくださいよ(泣)』

レモンはぽかんとしていた

そりゃそうだ…

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次行きます