じゅーいち ページ14
そうマッシュはブラッドの魔法を素手で払った
そう素手で
『え
素手?』
ブ「なかなかやるじゃねぇかガキが!!
だがこれはどうかな!?」
『まぁマッシュ様なら大丈夫か
旦那様治しますね』
レ「えぇぇぇぇ……
そんな呑気な…」
「待ってくれブラッドさん!!」
ブ「ナムコルパスディアゴルス」
マッシュはまた素手で払った
アイの言う通り全然大丈夫なのだ
ブ「くっ…
クソがああああ!!」
マッシュはブラッドが放った魔法を膝で勢いを殺している
更にはお手玉まで披露した
ドリブルまでもしてしまう
『マッシュ様選手になれますね』
マ「アイ杖貸して」
『壊さないでくださいね』
マ「任せて」
何が任せてなのだろうか
マッシュは魔法が使えない
なのに何故杖を持ったのか
理由はひとつ
投げるためである
その投げた杖はブラッドの防御魔法すら突き抜けてしまう
誰もが初めて見ただろう
魔法の杖をそうやって使うものを
マ「次僕の家族に手出したら
殺すぞ」
レグロは思った
自衛のために筋トレさせてたのワシだけど…
なる!?そこまで!?
と
ブ「ククククク
クハハハハハ
おもしれぇ」
『どこがだよ』
ついツッコんでしまったアイ
敬語を忘れた
ブ「取引だキノコ頭
俺の頼みを聞いてくれりゃ
テメェもジジィも嬢ちゃんも見逃してやる」
マ「取引…?」
ブ「宗教色の強いこの国じゃ
年に一度最も優秀な学生を神に選ばれし者として崇める
”神覚者”ってもんがある
それに選ばれろ
魔法学校に行ってな
簡単な話それに選ばれりゃ神が認めたってことだ
つまり世間がお前を認める
俺はそれに付属する金品や権利を貰えればいい…
もちろん援助はする」
無茶な話だろう
なんてったって魔法が使えないのだから
レ「さっきまで敵だったやつの言葉じゃぞ!?
内容も無茶苦茶じゃ!!
耳を貸すんじゃないマッシュ!!」
『(私もいるのにな
私はその取引に入って無いのか)』
そう思ったアイであった
ブ「フン…
疑うかどうかは勝手だが断りゃ俺らは一生お前らを追い続ける
俺が追うってこたァ国が追うってことだ
おまえは強いからいいがジジィはどうかな
四六時中安心出来ない生活
街も出歩けない」
___
キリわるぅ
47人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴっぴ | 作成日時:2024年3月5日 14時