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きゅう ページ12
ブラッドは話しながらレグロの首を魔法で締め上げている
レ「な…何を言っているかさっぱりじゃ」
レグロがそう言った瞬間にブラッドはレグロを落とした
ブ「……
痣の無いものを匿うなんざ立派な犯罪だぞじいさん
さっさとガキを渡せ」
レ「断る」
その言葉を聞いたブラッドはレグロにイラつき攻撃をする
レ「ーーーー！！」
ブ「教えろ
ガキを大人しく渡せばアンタとあの女だけは助かるよう俺が言ってやる」
レグロは少し迷った
どちらかを取るか
しかしアイの言葉を思い出した
『旦那様
もしマッシュ様が魔法を使えないことがバレ
私がたすかるように言われても
必ずマッシュ様を優先してください
私はマッシュ様と旦那様をお守りするためにここにいます
これは恩返しなのです
見ず知らずの私をここまで優しくしてくださるのはあなた方だけなのです
本当にありがとうございます』
レグロはこの言葉を思い出した
そして自身の過去のことも思い出していた
不出来な人間
大人になっても失敗ばかりの人生
死のうとしていたところでレグロはマッシュと出会った
そこで自身が必要とされたと考えた
アイと出会った時もそうだ
そして誓ったのだ
たとえ血が繋がっていなくても
マッシュの父親であり続けると
2人を守り続けると
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作者名：ぴっぴ | 作成日時：2024年3月5日 14時
