【おそ松さん】長男というもの

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カラ松side


おそ松から全てを聞いた。

頭の中には焦りしかなかった。

俺が、俺達が、兄貴にあんな態度を自らとり、兄貴が苦しむことぐらいわかっていた。

だが、あの兄貴があんなにっ苦しむとはっ



｢……！｣




わかっていた。



俺は、その苦しみが1番わかっていた。




俺も兄弟たちに酷い対応を取られ泣いていた時がある。
その時のハートの痛みは計り知れなかった。

それを、ここ３年間兄貴は味わっていた。

俺の苦しみを止めてくれたのは兄貴だと言うのに＿＿＿。





｢……カラ松兄さん？｣



｢…十四松｣




十四松｢カラ松兄さん、早く、いこ｣



｢あぁ。｣





泣きそうな十四松の頭を撫で家を出る。





俺達の事情のせいで兄貴の全てを崩すわけにはいかない。






俺は昔手にしたキラキラ光る石をポケットに入れた。





【底知れぬ思い】

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