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「不破くん採寸したいんだけど〜!」
「えちょっと待って私もふわっちの採寸したい」
「は〜〜?係じゃないでしょ〜」
「ちょっと喧嘩しないでよ、私はアッキーナ採寸したいけど」
うわ、陽キャこわ……
不破湊が彼女が自分に対する気持ちを知りたがってた時、彼女はこんなことを思っていた
******
お昼休みも終わり、5限目は文化祭の準備だった
私のクラスはやかましくワイワイ盛り上がっていた
「西宮さん採寸するよ〜!」
『あ、はい!』
皆接客の人はイケメンだったり可愛かったりして、私なんかは霞むだろうなぁなどと思いながらも、採寸が終わり
暇なので厨房を見に行くことにした
少し覗いてみれば、ちょうど黛さんとぶつかりそうになった
『わっ、ごめんなさい!』
「あぁ、こっちこそ」
保健室に行ってたんじゃないのか…
不破くんと三枝くんは接客だけど、黛さんは厨房なのかな
少し黛さんから謎の視線も感じつつそのまま通り過ぎようとしたとき
「まゆ〜!!!あ!え!西宮さんも!採寸はもう終わったんすか…!?」
『あっ、はい、終わりました…』
「あはは同い年だし敬語じゃなくても…あ、ふわっち〜!採寸終わった〜!?」
「今終わったんよ〜…あ、Aちゃん…!」
三枝くんが出てきたと思ったら不破くんまで出てきた
ところが不破くんの様子がおかしい。
言葉に詰まったり、何か言いたげだったり
『不破くん?』
「あ〜、や、んはは、なんもないよ〜」
そう言ってにこにこしながら行ってしまったのだが、三枝くんと黛さんがため息をついて喋りかけて下さった
「ごめんね西宮さん、いつもはあんなんじゃないんだけど〜…」
「どうか仲良くしてやってください」
『あはは、不破くんの保護者みたい』
「ふ、そうかも」
なんだか分からないけど不破くんのお友達とは仲良くなれた気がする
不破くんはどうしたのか分からないけど…
******
「不破くん、文化祭一緒に回ろうって誘うんじゃなかったの?」
「そうだよ〜!ふわっち!チキったでしょ!」
「だ、だって〜…Aちゃんの目すら見れんくて、俺こんなヘタレやったっけ〜〜!?」
教室の隅っこ
ある男3人が小さい声で話していた
作戦を立てたものの、いざ作戦を開始した途端ビビって好きな子を誘えなかった男がいたとかいなかったとか
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しき(プロフ) - まじで更新ありがとうございます!!!!!! (2023年1月9日 17時) (レス) @page22 id: a69f66229b (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわたつのり(プロフ) - あこさん» ありがとうございます……!!!確かに普通に勘違いしちゃいますね…!!どっかに書いとこうかな… (2022年11月7日 19時) (レス) id: 66204f4837 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - あ、年齢フラグってやっぱバグ?ですよね!そういう展開になるのかと思った…あと何故か読んでも見たもの履歴上に行かないんですよね…厄災?(ごめんなさいいい忘れてましたがめっちゃこの話好きです。待ってます〜 (2022年10月29日 14時) (レス) @page20 id: d7fb7616a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわたつのり(プロフ) - 私の小説ってなんか年齢フラグたつようなとこありました…??全然解除されないんですけど…とほほ… (2022年10月14日 19時) (レス) @page20 id: 66204f4837 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわたつのり(プロフ) - お気に入り1000人いった…!!!!!わーい!!!ありがとうございますー!!!! (2022年10月12日 8時) (レス) id: 66204f4837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわふわたつのり | 作成日時:2022年9月3日 13時