( 67 ) ページ23
呆れた笑みのままそう話すなつめちゃんは、小悪魔だけど魅力的で。
なつめ「だって、分かりやすいんだもん先輩。んー、私も本気で涼介さんのこと好きだった分A先輩の煮え切らない態度にムカついちゃって」
いたずらっ子みたいにふふっ、って笑うなつめちゃんにどうにも見惚れてしまう。
「その、なんか、ごめんね?.......あ!ごめん、謝るのはなんか違うか」
混乱した頭から絞り出した言葉はなんとも的はずれで。謝るのはただの嫌味にしか聞こえないだろうしどうすばいいんだろう。
なつめ「もう!それですって、」
「ん?なに!?」
なつめ「そのウジウジしてる感じが嫌だったから、先輩の気持ちに気付いてるのにわざと涼介さんが好きだってことを話したんです、」
一気に捲し立てたなつめちゃんは、はあ.....ってため息をついたかと思えば
なつめ「すみません、生2つ!!」
なにか吹っ切れたように私の分のお酒まで注文した。
119人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリカ - 私、この作品大好きです!最近はインフルエンザなどが流行っているので、体に気をつけて更新して下さい! (2019年2月12日 18時) (レス) id: 665eef3b3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆっこ | 作成日時:2016年9月20日 21時