きみの特別席

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臣『 長谷川はいつ？ 』



ｱﾅﾀ『 え？私は 10月だよ 』



臣『 ふーん、俺の方が年上じゃん 』



ｱﾅﾀ『 言ってもそんなに変わらないじゃん 』









変わるんだよな〜






アイスの持っていない左手を
満面の笑みで長谷川の目の前に突き出すと


長谷川は頭にハテナだらけ











ｱﾅﾀ『 ……なに？この手は 』



臣『 プレゼント募集中で〜す 』



ｱﾅﾀ『 …… 』








謎の一瞬の沈黙

俺の手をじっと見つめて








ｱﾅﾀ『 登坂の欲しい物って…なに？ 』









いや、ほんとに謎だったわ

今の沈黙










臣『 んー、そうだな〜

バイクの免許だろー、バイクとそれから… 』



ｱﾅﾀ『 ちょちょちょちょ！もっとお手軽な物で！ 』



臣『 えー？じゃあー 』













まぁバイクとかは冗談だけど

欲しいものって聞かれても他にあんまねーんだよなー


でもせっかく聞いてんくれてんだし






…あ！












臣『 あれとかいいじゃん！ 』



ｱﾅﾀ『 えー、今度はなに？ 』










半分呆れてる長谷川を横目に俺の目線を先を指差して教える









臣『 ほら、あそこの…… 』



ｱﾅﾀ『 登坂？ 』



臣『 …… 』



ｱﾅﾀ『 なに？ ……っ、 』






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