fifty five time ページ7
バカって言われて反論したかったけど頭がクラっとする。
悠「大丈夫？あー、頭いたいの？」
『うん…あと、眠い…』
悠「え、ちょ、寝ないで！！」
慶「大丈夫！？」
『だいじょうぶだから、ちょっと寝させて…』
悠「いいけど…」
→→→→→
空いているベッドがあって良かった。
まぁ、これだけ寄付してるのにソファとかで寝ろとか言われたら本気で怒ったけど。
頭が痛い…
あんまり風邪ひかないのになぁ…
→→→→→
いつの間にか眠ってた。
もう随分と楽になってる。
私の免疫力すごいね！
ｺﾝｺﾝ
慶「体調どう？」
『もう大丈夫だよ！』
慶「そっかぁ〜よかった！」
『うん…
あ、あの話さなきゃいけないことがあって…』
慶「なに…？」
『私ね、全部知ったよ。本当の両親のことも、どうして引き取られたのかも、兄のことも』
慶「全部…？」
『うん…ごめんなさい。色々と詮索しちゃって…こんなこととは知らなかったものだから…』
慶「いいよ…知らないの、怖いもんね」
『うん…』
ｺﾝｺﾝ
慶「はーい」
「やぁ久しぶり」
『あなたは…』
「どうもー、クリスマス以来だね！」
『どうしてここにいるの…』
「やだなー、俺の親はここの医者なんだ。君のこと、知れたのもそのおかげ」
慶「何の用？」
「何の用？なんて、白々しいなぁ…2人とも勝手に出ていったじゃないか」
『それは、あなたが無理やりしたからじゃない』
「そうだよ。でも、別に悪い事だとは思わないなぁ〜」
『どうして？』
「だって、それが世の中の当たり前じゃん。強引だろうが優位にたてたらそれでいい。そうだろ？お前らも痛いほどわかってるんじゃないのか？」
『それは…』
慶「そうかなぁ…」
「は？」
慶「俺、そうは思わないけど…」
「お前みたいな落ちこぼれに何がわかるんだよ」
慶「お前こそ、前まで不良ぶってたのに今ではエリート気取りか？なりヤンのくせに」
「うるさいな！お前に何がわかるんだよ」
慶「そうだよ。俺にはお前のことが全くわからない。だから、お前も俺のことわかんないだろ？そうやって、気取ってばかりいたら大事なもの見失うよ」
「…黙れ！もう二度と話しかけるな、クズが！」
そう言い、ドアを乱暴に閉めて部屋を出ていった。
『ありがとう』
慶「何が？」
『いや、よく分かんないけど…』
慶「なんだよそれ！」
『あ、それより！加藤さんのことどうしよう！』
fifty six time→←fifty four time
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» かしこまりました！遅くなるかもしれませんが頑張ります！！ (2017年8月23日 8時) (
レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - ありがとうございます！おまかせで大丈夫です！ (2017年8月23日 7時) (レス) id: 9c839d6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» 確認お願いします。サヨナラの意味をモデルとした作品についてなのですが、最後の展開についてリクエストはありますか？なかったらおまかせで大丈夫です！ (2017年8月22日 20時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» いつも読ませていただいてました！とても面白かったです！ (2017年8月22日 11時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - 合ってます！別名義ですが…でもありがとうございます！嬉しいです！ (2017年8月22日 10時) (レス) id: 9c839d6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご大福 | 作成日時：2017年7月28日 23時
