fifty one time ページ3
私、会っても大丈夫なのかな…
護さんとお話していた時、
私はやっぱり性格が悪いんだと実感していた。
私の本当の父、逢澤雄大は目の前で大切な人を亡くし、自害した。
私、それを聞いた時思った。
どうしてそんなことで死んじゃったのって…
護るさんの解説を聞いても、納得がいかなかった。
どうしてそこまで真剣になれるのか、わからなかった。
そんな私が、心の綺麗な真依さんに会っても大丈夫なのかな…
呼び鈴を鳴らす。
するとお手伝いさんではなく、本人が出てきてくれた。
護さんに見せていただいた写真も素敵だったけど、実物はもっと素敵…
本当に大丈夫かな…
真依「Aちゃんね?久しぶりね!…そんなに固くならないで!さぁ、上がって!」
→→→→→
私のいとこ、矢澤真依さん…
全く覚えてないなんて、失礼よね…
真依「私のこと覚えてる?」
『えっと…その、すみません…』
真依「無理ないわ、あなたまだ2つ3つくらいだったもの。それで、どうしてうちに?」
『あの、昨日護さんと会って、すべて聞きました。それで、護さんが真依さんに会った方がいいと…』
真依「真依さんなんて、昔みたいに真依ちゃんと呼んでちょうだい。」
『じゃあ、お言葉に甘えて…』
真依「そうね…あ、悠真は元気?」
『はい…でも、最近私のせいで様子が変なんです…』
真依「何かあったの?」
『私が、本当のことを知りたいなんて言ったから…』
真依「そんな、あなたは悪くないわ!今まで起きたことは、誰のせいでもないんだもの!」
『でも、私さえいなければ、こんなことにはならなかったはず…』
真依「ねぇ知ってる?おば様はね、あの時すぐに死んだわけではなかったの」
『えっ』
真依「その後、病院へ搬送されて、その数時間後に亡くなられたんだけど、その時私に言ったわ。
「あの子達に出会えてよかった。あの子達を守れてよかった。私、世界一の幸せ者だわ」ってね」
『そんな、みんな私のことを嫌っているわけではなかったの…』
真依「そうよ?現に私が今あなたの事好きじゃない!!」
『でも、私がしたことに変わりはない…
悠さんにも小山さんにも…みんなに迷惑をかけてしまった…』
真依「…迷惑なんかじゃないわ。みんなあなたを守りたくてしたことよ」
『でも…』
真依「あ、Aちゃん、好きな人いる?」
『え!?いや、その…いますけど…』
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いちご大福(プロフ) - みさみささん» かしこまりました!遅くなるかもしれませんが頑張ります!! (2017年8月23日 8時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - ありがとうございます!おまかせで大丈夫です! (2017年8月23日 7時) (レス) id: 9c839d6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» 確認お願いします。サヨナラの意味をモデルとした作品についてなのですが、最後の展開についてリクエストはありますか?なかったらおまかせで大丈夫です! (2017年8月22日 20時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» いつも読ませていただいてました!とても面白かったです! (2017年8月22日 11時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - 合ってます!別名義ですが…でもありがとうございます!嬉しいです! (2017年8月22日 10時) (レス) id: 9c839d6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご大福 | 作成日時:2017年7月28日 23時