fifty time ページ2
護「でも、悠真はどんどん心を閉ざしていった。
誰も信じられなくなったんだろうね。
話している時の言葉は、上辺だけの言葉だってすぐにわかったよ。
俺にも真依にも、誰にも心を開かなくなった。
悠真がいなくなって、跡継ぎは慶一郎になった。
でも、慶一郎はどうしても本当の両親を忘れられなかった。
今の両親の前ではいい子でいたけどね、1人でずっと我慢していたんだ。
でも、慶徳の面接の時に面接官が
「お母さんとお父さんのこと、どう思ってる？」
と聞いた時、
慶一郎は思い切り泣きわめいて、受験に失敗した。
さっきも言った通り、必要の無いものは排除する家だから慶一郎を捨てた。
慶一郎は記憶力があるから、このことを忘れることなく、今もずっと1人で抱え込んでいた。
そして、君達の本当の両親の死因なんだけど…これは話さない方がいいと思う」
『どうしてですか？』
護「これは本当に話したら君も壊れてしまう」
『大丈夫です！私は何があっても傷つきません！！それより、知らない方が怖いです！』
護「真実を知るっていうことは、知らなかった自分を殺すことになるんだ。もう、僕だって、苦しむ人を見たくない…」
『お願いです、教えてください…それに、後悔するかは自分で決めます』
護「…」
『お願いします…』
護「…わかったよ、教えるよ。
君の両親は、君達を庇って死んだ。
Aちゃんと慶一郎は、リビングに飾っていたトロフィーなどで遊んでいたんだ。
その時、Aちゃんが持っていたトロフィーが悠真の頭の上に落ちそうになった。
それを君の母親が救ったんだ。
君の父親は、その光景に耐えきれず、自 殺した」
『どうして自 殺なんて！』
護「逢澤雄大は、逢澤詩織のことを本当に愛していた。そんな愛する人を目の前になくした逢澤雄大は、僕もあまりよく分からないけど、自 殺をしてしまったんだ」
『私のせいなのね…全ては』
護「君のせいだとか、そんなんじゃないよ。それにもう終わってしまったことなんだ」
『私は…やっぱり…』
護「Aちゃん、混乱している時に悪いけど、真依に会わない？」
『真依さんって、私のいとこの…』
護「そう、広尾に住んでるよ。俺から連絡しておくから、真依からも話を聞いておいた方がいいかもしれない」
『…わかりました。色々と教えていただき、ありがとうございました』
護「うん。みんなに宜しくね」
『はい…』
→→→→→
東京に到着。
真依さんってどんな人なんだろ…
悠さんと同じ歳だから、24…
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いちご大福(プロフ) - みさみささん» かしこまりました！遅くなるかもしれませんが頑張ります！！ (2017年8月23日 8時) (
レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - ありがとうございます！おまかせで大丈夫です！ (2017年8月23日 7時) (レス) id: 9c839d6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» 確認お願いします。サヨナラの意味をモデルとした作品についてなのですが、最後の展開についてリクエストはありますか？なかったらおまかせで大丈夫です！ (2017年8月22日 20時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - みさみささん» いつも読ませていただいてました！とても面白かったです！ (2017年8月22日 11時) (レス) id: 93d952a733 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ - 合ってます！別名義ですが…でもありがとうございます！嬉しいです！ (2017年8月22日 10時) (レス) id: 9c839d6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご大福 | 作成日時：2017年7月28日 23時
