診察(彪馬) ページ4
医者の彪馬×持病持ちの彼女(優歩)
彪馬「どうしたの?体調悪い?」
いつもは美味しそうに夕食を食べている優歩の箸が全くと言っていいほど進んでいない
優歩「なんか、おやつ食べすぎちゃってさ、笑」
瞬きを何回もしながら必死に言い訳してる優歩
ちなみに瞬きを何回もするのは優歩が嘘をついている時の癖
彪馬「ふーーん、じゃあ俺が優歩の分ももらっちゃうね〜」
と言って優歩の分の夕食も完食してしまう。
夕食を食べ終わり、いつものように俺が皿洗いをしていると
優歩「ひょうまぁ〜〜、こっちきてぇ〜〜」
皿洗いをしているにも関わらず、俺を呼ぶ姫の声
彪馬「これ終わってから行くからちょっと待ってて〜〜」
優歩「むり〜〜、待てない〜〜」
このやたらと甘えてくる感じ、体調悪いの確定だなと思い、急いで皿洗いを終わらせてソファーに横たわる優歩のそばに行くと
両手を広げ、涙目で俺を求めてくる優歩
可愛すぎるだろと思いつつ、優歩を抱き上げ膝の上に乗せると、コアラみたいに抱きついてくる優歩
彪馬「どこがしんどいんですか〜?お嬢様??」
と、最初は優しく聞いてみる
優歩「別にしんどくないもん」
バレてないと思ってるのかね笑笑
こんなにポカポカしてるのに笑
彪馬「自分から言わないと、いつまでも苦しいのは優歩だよ?」
ちょっと厳しめに言うと、ポロポロと涙を流す優歩
優歩は人よりも身体が弱い上に、喘息と排泄障害を患っている。
だから、今までの経験からこんな症状が出れば、どんな治療がされるかわかるわけで、嫌な治療の時は症状を言いたがらない
彪馬「泣かなくていいでしょうが〜笑笑」
優歩「だって、また、あの治療やりたくないもん、、、泣」
こんなに治療を嫌がってるということは、最近排泄上手くできてなかったか??と思い、オブラートに聞いてみる。
彪馬「優歩〜〜、最近お通じちゃんときてる??」
何も言わずに首を振る優歩
やっぱりか〜と思い、抱っこしてる優歩のお腹を優しく触診していく。
彪馬「優歩〜〜、これ結構でてないでしょ?最後に出たのいつ??3日出なかったら俺に言うって約束この前したもんね?」
ちょっとお説教したら、俺の顔を見るのが怖いのか、必死に俺の背中に手を回す優歩
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作者名:おむらいす | 作成日時:2021年6月4日 0時