カラオケ(毅) ページ3
高校生カップル
「ワッチャガッチャ ぶーびーぶーぎー へい！！！」
下手だけど楽しそうに歌ってるこの可愛いやつ
俺の彼女です
「次はつよぽんのマイプレうーたお！！！」
音痴なくせに歌うのが好きでよく2人でこうしてカラオケにやってくる
まぁ、カラオケだと身バレもしないしね笑
「見うしなぁいかけた、輪郭さぁがして〜〜〜」
音程ハチャメチャなのに、よくそんなに気持ちよく歌えるな〜と思いつつ、声に耳を傾ける
「つよぽん、ラップのとこ歌って！！！私そこだけは歌えないから！！」
そこだけはとか言ってるけど、あなた、ボーカルパートもちゃんと歌えてないけどね。
なんて言うと、また怒るので仕方なくジャンと和哉のパートを歌う
ひとしきり歌い終わり、そろそろ帰らないといけないのに、あいつは一向にマイクを置こうとしない
「ねぇ、つよし、最後に1曲歌って？？」
いやいや、もう歌っただろ？と思いつつ、理由を聞くと
「だって、いっつも私ばっかり歌ってるしさぁ」
そりゃ、下手だけど楽しそうに歌ってるお前見てんのが癒しなんだよ、と返すと
「でもさぁ、つよしはここ以外で歌う時は私だけのためじゃないじゃん？？スパドラで歌う時はやっぱり、沢山のファンの人を想って歌うでしょ？それは、それでいいんだけどね、、たまには私だけのために歌って欲しいな〜なんて、、、」
顔を真っ赤にさせて言う可愛いこいつの顔みてたら、歌わないわけにはいかないな〜と思い、曲を入れる
毅「好きだなんて言葉よりもっと君が好きだよ〜」
いつもは彪馬と2人で歌ってる曲を今日はこいつのために1人で歌う
歌ってる俺をじっと見つめてる可愛いやつ
スパドラで歌う時も、お仕事で歌う時も、もちろんファンの皆さんのことを考えているけど、常にお前のことを1番に想って歌ってるよ
「もう、やっぱうますぎるよ、、、、私もつよぽんくらい上手になるから待っててね？？」
そんなの100年以上かかるから、俺死んじゃうよ？と冗談ぽく返すと
「じゃあ、つよぽんが死ぬまでには上手くなるから毎日私の歌聞いてね？？？」
サラッとこーいうことを言えちゃうこいつに惚れたんだよな〜とかいうのは、調子に乗るからいわないけどね
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作者名：おむらいす | 作成日時：2021年6月4日 0時
