ハニー先輩の妹は病弱でした (ページ9)

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ﾊﾆ「Aちゃーん！」
ﾓﾘ「……A」

午前の授業が終わり、今日の日程が全て終わったところでみつにぃともりにぃが迎えに来てくれた。

ﾊﾆ「ささっ！いくよいくよ〜」

そう言われて連れてこられたホスト部の部室。
　
そう！今日1番のお楽しみイベント！それは……

ﾊﾆ「わぁ〜！流石僕の妹！狼女似合ってるね！」

ﾓﾘ「……似合ってる」

ぴこぴこと何故か動くケモ耳とスカートの下から伸びるフサフサのしっぽを揺らして2人に見せる。

やっぱりハロウィンといえば仮装！

狼女のコスプレをしてみました！みつにぃとお揃い！
まあ流石にあそこまで全身もふもふじゃないんだけどね。

環「あ、先輩達早いですね……ってA！？」

『環先輩！？ちょ、苦しいですー！！』

なんだそのぷりてぃーな格好は！？と抱きしめてきた環先輩から逃れようともがく。

ﾊﾆ「今日は僕とおそろいなんだぁ」

鏡「ほぉ、今日はそっち方面で売り出すのもいいな」

な、なんか鏡夜先輩の笑う顔が怖いよ。

『というか、今日この後はダンスパーティなんですよね？』

鏡「そうだが？今日のパーティは部活の方で参加となるな」

『じゃあ2人はどうしてここに？』

環「それはな……これのためだ！」

先程までそこにいた先輩の姿は見当たらず周りを見渡すとカーテンの後ろから環先輩が派手に登場した。

『も、もしかして…ドラキュラ！！？？』

環「はっはー！そうだとも！」

わぁ〜すごいすごい！ハーフなだけあって本物みたい！しかも牙も生えてて本格的！！

キラキラした目で環先輩の周りをちょこちょこの動く。

そうだろうそうだろう！もっと褒めていいんだぞ〜、と言う環先輩によっ！日本一！と訳分からない掛け声をかける。

鏡「ほら、そろそろ残りの奴らに会いにいくぞ」

「『はーい！』」

元気よく返事をした私と環先輩は2人で興奮したまま1-Aへ向かった。