ハニー先輩の妹は病弱でした (ページ4)

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『今日から1-Aに入ります、埴之塚Aです。
　どうぞよろしくお願いします！』

深々とお辞儀をするとぱちぱちと歓迎の音が教室に響く。

休み時間になると周りの生徒たちが周りに集まってきた。

「埴之塚さんってもしかして埴之塚家の…？」

『はい。そうなんです。
　今まで病弱で学校とかに来れなくて…』

「まあ！なんと！
　それにしても埴之塚先輩にそっくりですこと…」

『えへへ…よく言われます』

怒涛の質問攻めにあい昼休みの頃には喋りすぎでバテていた。

学校生活って思ってたより大変なんだなぁ。

私このまま学校生活送っていけるのかなぁ。

「「ねぇねぇA〜、一緒に食堂行こうぜ〜」」

『光くん！馨くん！私でよければ…！』

昨日"殿"との話で少し仲良くなったあの双子が食事のお誘いにきた。

「「ほら、ハルヒも行くよ〜」」

ハ「えー、自分弁当なんだけど…」

『え！ハルヒくんはご一緒じゃないんですか…？』

学校の食堂というものに憧れを抱いていたのでお友達と行けるのを楽しみにしてたのに…。

少し泣き目になりながらハルヒくんに訴えかけると数秒迷ったのち、分かったよ行こうか、と優しくOKしてくれた。