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鏡「……で、それがそこで、これはここにして……うん。タイピング結構早いんだな。」
『家ですることがなくて、パソコンはずっと触ってましたので』
鏡「その調子なら覚えるのもすぐだな。頼りになるよ」
爽やかな笑顔で笑う鏡夜先輩を見て良い人だな、と思うと同時に背筋がゾクッとする。
なんでだろう?
環「ここでの仕事も少し離れてきたかい?A」
『はい!おかげさまで……えっと、殿、でいいんでしたっけ?』
「「ぶふっ!」」
遠くから聞こえた双子の2人の笑い声に環先輩が追いかけはじめた。
あれ?確かにさっきあの2人に環先輩には殿って呼ぶといいよって教えてもらったんだけど…。
『あ!あの…間違ってたならごめんなさい…』
走っていた環先輩の袖を軽く引っ張り謝る。
環「〜〜っ!!!なんてキュート!!
これはハルヒとも違った、庇護欲とかなんというか…
こんな妹が欲しいぞ!お兄ちゃんは!!」
ハニ「こら!Aちゃんのお兄ちゃんは僕だけなんだからね!
Aちゃんも一通り教わったら今日は疲れただろうし早く帰ろっか」
『うん!みつにぃ!』
今日も頑張ったねぇ〜とケーキを差し出すみつにぃに大きな口でケーキを食べる。
美味しいねぇと言い合う埴之塚兄妹に周りはほんわかした雰囲気となった。
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作者名:Lion | 作成日時:2024年2月23日 0時