銭湯 ページ15
『みつにぃ!私は銭湯というのに行ってみたいです!!』
ハニ「……戦闘?」
鏡「一定の料金を支払うことで浴場に入ることが出来るという公衆浴場のことだな」
そう!なんです!
先日みつにぃ達がハルヒくんのお家にお邪魔したという話を聞き"庶民の生活"というものに興味を持ちました。
私も行きたかったけどタイミングの悪いことに熱を出してしまい……
なので、庶民リベンジ!というやつなのです!
ハルヒside
『と、いうことでやってきました!庶民銭湯!』
ハ「あの、これが……庶民銭湯?」
目の前には銭湯というには大きすぎる建物がある。
なんか、これ見たことあるぞ。
確かコーヒー風呂とかワイン風呂とか変わり種のある風呂やウォータースライダーなんかもある、所謂温泉プールというやつではないか?
『一足先に行ってきます!』
とAは女子更衣室に行ってしまった。
まさかとは思うが…水着……。
鏡「安心しろ。Aはお前が女だとは知らないから男物の水着を用意してある。女物の上からパーカーでも羽織っておけば気づきはしない」
ハ「そーゆー問題じゃなくってですねぇ」
ハニ「Aちゃんね、この間ハルちゃん家に行った話聞いてすんごく羨ましがってたの」
だから遊んであげて欲しいな、とハニー先輩からの上目遣いにAの面影が重なる。
まぁ、ここまで来てしまったのなら仕方ないか。
Aと仲良くなってからその顔に少し弱くなってしまったかもしれない。
『ここ、コーヒーとかワインの匂いするし色も凄い!』
『あ!あっちにはウォータースライダーらしきものが!?』
『あちらには小さなお魚さんも!?』
『まるでテーマパークというものみたいです!!!』
ハ「まぁテーマパークであながち間違ってな――んごご」
モリ「……Aが楽しそうだから」
急に口を手で覆いかぶされて、シーっと口に手を当てるモリ先輩。
珍しいな。モリ先輩が自分からそんな必死に動くの。
正直、Aが楽しそうだから今日ぐらいは私も楽しむか。
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作者名:Lion | 作成日時:2024年2月23日 0時