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SUGA ページ9

「そう、それでペンテウスはその青年を捕らえるんですが、同じ頃一人の牛を世話しているという男が城に来てこう話しました。」





「ディオニソスを信仰する女たちが山の中で
狂い回り自分の牛を八つ裂きにして食べたと…」



TH「これってもしかして怖い話……?」

JM「今、全身の毛穴開いた」



「あげくの果てに民家の家に押し入り子供をさらっていったと言うので、ペンテウスは兵を山に向かわせました」


JK「そんなことしたら死ぬんじゃ…」


「その様子を見ていた妖しい青年は
国王ペンテウスに対してこう忠告します。



神であるディオニソスに武器を使ってはいけない!」



Aの大きな声にビクッとしたメンバーたち(勿論俺も)



TH「Aの強弱のある話し方が怖いよ…」

「雰囲気出るでしょ?」

TH「出るけど……」

JM「気になるから早く続けて!」



「神であるディオニソスは罰を下すであろう!

…そう言って妖しい青年はペンテウスを挑発したらまんまとそれに乗っかって、自分で山に向かうんです。」


JK「絶対死ぬやつじゃん」

Jn「なんか妖しい青年怖くない?」



「妖しい青年は国王を案内し信者と同じ服を着せて
高い松の木に登って集団を見るように誘導します」


HS「お?なんかフラグ立ってきたね?( 笑 )」


「国王は言われた通りその木に登って観察していたら
突然、神の声が聞こえたんです。



信者たちよ、敵が潜んでいる。見つけ出し復讐するのだ」



JK「あ、死んだ」



「狂った信者たちはペンテウスのいる木を押し倒して…ペンテウスを引き摺り出すと手足を持って八つ裂きにしました」



JK「ほらぁ……」



「その集団の先頭にはペンテウスの母親もいました」


TH「え」


「母親は森で狩った獅子の首だとペンテウスの首を持ってテーバイの都へ戻っていくんです。

国民は当たり前にぎょっとして
首だけの国王とそれを持った母親を見ます。



でも、母親は気付いていません」



は?



TH「アホなの?」

JM「狂ってるからそうなるんだよテヒョア…」






「そう、だから母親はそれを持って
国王のペンテウスに見せに行きましたが

国王の姿はどこにもなくひたすら探しました…」


TH「怖いよ……」


「テーバイ国の建国者である父親カド王と話しているにつれ母親は狂気から開放された時ようやく気づいたんです。

自分が持ってる首が獅子ではなく息子の首だと。」



あまりの不気味さに鳥肌が立つ

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new-starose(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします( ¯▽¯ ) (2020年10月20日 12時) (レス) id: 6985319a6f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 一気に全て読みました(^^)とても面白いです。 (2020年10月20日 10時) (レス) id: 9a3c4db70e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Starose | 作成日時:2020年10月19日 1時

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