SUGA ページ8
「生まれるとセレネの従姉妹のイノに預けて、
イノの子供と一緒に育てさせました。
ですが、ゼウスにはヘラという女神がいてこの不倫に怒り、なんやかんやあってイノとイノの子供は冥界に追い払われました」
HS「2度目のなんやかんだ出ました」
Jn「'なんやかんや'ってこんなに
短い尺で出てくることある?( 笑 )( 笑 )」
コイツ地味に面倒臭がり屋だな
SG「じゃあディオニソスは?」
「本当の母親に続き育ての母親も失いました。
それでディオニソスはヘラの目を避けるために
ゼウスに山羊に変えられてニンフに預けられました」
JM「ニンフって妖精?」
「はい。それでディオニソスは大きくなって
葡萄酒を作る方法を発明したんです。
でもまた見つかっちゃって今度はディオニソス自身が狂気の呪いにかけられてしまったんです。」
SG「それで狂気になったの?」
「はい。ディオニソスは色んな国を歩いて…死と再生の女神キュベレに助けられて狂気から目覚めたんです」
またわかんねえやつでてきた。
「キュベレは熱狂的な信者を持つ女神で…
その祭司の方法は凄まじい音楽と踊りを踊って…
狂い回って刃物で自分の体を傷つけるという儀式を」
は、?
「それをキュベレから伝授されたディオニソスは
自分が神であることを周りに認めさせる為に発明した葡萄酒の力を借りて自分を理性から開放させるという信仰を広めるんです。」
TH「広まったの?」
「はい、熱狂的な信者がたくさん増えました。
でも当たり前にその信仰をよく思わない方も出てきて…
テーバイ国の国王 ペンテウス様もその一人です。」
またよくわかんねえの出てきたわ…
「ペンテウスはディオニソスの従兄弟に当たる方で…
この信仰を如何わしいものだと決めつけていたけど、
瞬く間に流行して王家の女性たちや自分の母親も
その信仰に従うようになってしまったんです」
JK「はあ……」
「そんな状況に頭を抱えていると
一人の妖しい雰囲気を持つ青年が現れて…」
TH「どんな青年なの?」
「つるのある植物で作った冠を頭に乗せた
女性のように白い肌を持った方です
…その青年はペンテウスにこう言いました。
ディオニソスの教えを持ってきた」
HS「何そいつ、めちゃくちゃ妖しいんだけど!」
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new-starose(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします( ¯▽¯ ) (2020年10月20日 12時) (レス) id: 6985319a6f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 一気に全て読みました(^^)とても面白いです。 (2020年10月20日 10時) (レス) id: 9a3c4db70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Starose | 作成日時:2020年10月19日 1時