世界へ 6章 (ページ43)

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【韓国の至宝韓国代表U-18 イ・ジヌが試合中の大怪我で引退「もうサッカーはやらない」】
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あれから私の家族は韓国のサッカーを自然と見なくなった。

禁止されていたわけじゃない。ただ自然と家族みんなが
ラフプレーの多さに唖然としたからだ。

「ストーリーあげようかな。こっち向いて」

Jn「こういう時くらい一緒に撮ろうよ」

ジヌと2人で写真を撮ってストーリーに投稿すると
目の前の携帯から通知音が聞こえてきた

「……私のストーリー通知来るようにしてるの？」

Jn「うるさいな」

「可愛いね、私もしてる。笑」

Jn「なんだ、お互い様じゃん。笑

"元韓国の至宝イジヌ選手と久しぶりにデートしてるよ
久しぶりに弟と2人きりつもり話がたくさんあるよ"…

これ一気に過去の記事出されるやつだ」

「いいんじゃない？名前は韓国名で活躍するの？」

Jn「俺だって曾お祖母様から貰った名前あるよ？」

「てことはジヌでやらないんだ？いいと思うよ。
二度とアナタを韓国代表にはさせるつもりないから笑」

Jn「でも、ジヌを捨てるには惜しいんだよね。

正直さ、顔的にアダム感ないじゃん。
ヌナはノアが似合う顔だからいいけど」

「いやむしろその顔でジヌって名乗られてる方が違和感じゃない？韓国顔のアッパがロナウジーニョとかってついてたら違和感あるでしょ」

Jn「まあ確かに」

私のストーリーから世間からジヌの過去が明らかになってしまって、すぐにニュースになって怪我をした過去まで明かされて…ロロがついにDMを送ってきた。

「''シメオネが狙われるからバラすなって走り回ってるよ'' だって笑」

吹き出してケラケラ笑うジヌ

「私は賛成だよ。クラブのみんながアナタを待ってる」

Jn「でも俺モデルも歌手もやろうと思ってるけど？
この際世に顔晒してやろうかと思って。」

「いいんじゃない？メンフィスも自分のブランドとラッパーもやってるし、練習をちゃんとするなら何してもいいと思うよ。知名度も上がってクラブチームに貢献したらいいと思う。」

Jn「何でやりたくなったか聞かないの？」

「私たちは姉弟だよ。ちゃんと分かってる」

Jn「……なんでわかるんだよ、怖いな」

「分かるよ勿論。目を見ればね。
アナタがマイエレメントのモデルになってるよ」

死ぬほど驚いた顔をしてるジヌ