世界へ 6章 (ページ42)

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ハニからジヌとスビンが別れたことを聞いて
仕事も辞めたらしいからプー太郎をパリに呼んだ。

「別れたんだって？」

Jn「うん、振られたよ。一緒に海外には行きたくないって」

パリの公演は一通り終わったから
2人で観光するために1日オフを貰った。

私たちは家族なのに2人で過ごす時間が少ない。
今までは医者にならなきゃいけないからずっと勉強をしてきてたし、私は世界を飛び回ってた。ちゃんと話すのはW杯の時くらいだったかな…

「サッカー…声かかってるんだって？」

Jn「うん。……で、なんでディズニーランドなわけ？
ここって兄弟で来るもんなの？？笑」

「傷物には癒しでしょ」

Jn「これは傷口に塩だ」

「まあまあそんなこと言わずにさ〜
全部ヌナの奢りだから許してくださいよ〜」

2人でランドに入る

「それで？サッカーどこから声掛かってる訳？
てかなんでいきなりサッカーでオファー来てる訳？」

Jn「仕事辞めたから暇でヒョンが声掛けてくれたんだよ。じゃあマドリーに遊びにおいでよって。久しぶりにあのホームに行来たかったし、行って…」

「待ってなんで私が会えてないのにアンタ会えてんのよ」

Jn「ちょうるさいまだ俺のターンだから。

それでヒョンが俺のことみんなに紹介してくれてさ、
監督も久しぶりに会ってすごい大興奮してくれてたよ。あの少年がこんなに大きくなったのかって…」

「うんうん」

Jn「ヒョンすごい驚いてたけど、みんなに練習混ぜて貰って、ゲーム形式の練習で監督に本気でやってくれ！って言われて、本気でやってたらオファーされた。」

「えぐ」

元々ジヌはサッカーだけだったのに

Jn「サッカーは怪我してからもうやるつもりは無いと思ってた。」

それを途絶えさせたのもサッカーだった。

Jn「俺さ、元々スピード重視だったから対して筋肉はなかったじゃん。だからたくさん削られたよね。」

「うん。そうしないと止められないからって
すごい手荒なプレーばっかりだったよね。

ニュースになってたなあ、韓国の至宝って」

Jn「今じゃ忘れられてるけどね。あの頃はヌナよりも目立ってたのに、多分今はノアの弟ってことしか知られてない、それも何年も昔の話だから笑」