世界へ 6章 (ページ5)

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JEONGHAN side ページ5

HS「そういえばツアーの日程見たけどさ、
なんで12月1公演もないの？」

「そりゃ勿論今年は私のワールドカップ休暇があるからだよ」

ポカーンとしてるホシ

「デビューして2年目の時も1か月前ロシアにいたよ。
ロシアワールドカップ。覚えてる？」

HS「はあ………覚えてない」

JS「4年に1回死ぬ気で働いてるAのために
事務所が設けたワールドカップ休暇だよ。

ちな私達も時々行く予定」

HS「やばあ……でもよかったね！彼氏の試合見れて！
あ、2人ともお酒は？活動終わったんだから良くない？」

JS「この子今日今から久しぶりにあっちに行くから私だけお酒貰っちゃおうかな」

HS「はーい♡ え、ヌナ今から行くの！？」

「あ、うん。最終便で行くよ。あっちでお酒飲もうかと思って。はあ…忘れ物は無いはず…」

なんてカバンの中を探していたらウォークマンが落ちて

HN「ウォークマンなんて今どき珍しいね？」

「あ、そう？これにあっちにいる
みんなに聞かせたい曲があってこれに入れてきたの。
ロロが寂しくないように私たちの曲全部入れてやったわ」

JS「ちな、私が来年出す曲もここに入ってます」

SN「えぐう」

「彼多分気付かないね〜」

HS「え、なにそれ、気になる」

JS「題名はセンスないけど曲はまじでいいよ！！」

Aに特別に聞かせてもらったら

HS「あがほー、らーら……？」

「カタールの言葉でこんにちは。っていうの。
今回カタールが開催地だからイントロに使おうと思って」

英語で曲が流れてきた。

HN「俺ら英語分からないからやばいな…」

そう言うと歌詞カードを見せてきたA

HS「……スペイン語はもっと分からないかも」

「あ、ミス。こっちじゃないわ」

ケラケラ笑いながら韓国語と
日本語の書いてある方を見せてきた

"見てくれ僕らは夢を追う者たちだ。
信じるから実現するんだ
 見ろ僕達は夢を追う者だ。実現させるんだ
だって僕らには実現したその先が見えているから。"

HS「ワールドカップのテーマ曲これでいいじゃん」

「いやいや私なんかが……」

HN「で？題名はどんななの？」

「「デパウル応援歌」」

あまりにも直球で腹を抱えて爆笑した