世界へ 6章 (ページ31)

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JEONGHAN side ページ31

ワールドカップも終わってAはジヌと一緒に
韓国に帰国するのかと思えば、そのまま日本やらアメリカに飛び回ってて、マネヌナが帰国したと思ったらAはスペインに帰ったとか行ってて……

VN「はあ……ヌナ全然帰ってこないね」

SG「ツアーもやってドラマもやってる激務なのに
あんなにプライベート充実してるのってすごいよね。」

「A速読出来るし台本とかもすぐ頭入るんだよ。
なんか例えばこの本とかも、頭の中でこの1ページを写真として覚えていくだとか…時々サヴァン症候群なのか？って思うくらいやばいね」

SG「え、それってあれだよね、例えば、爪楊枝テーブルからバラバラ〜って落としちゃったら、その本数すぐ分かるとか？」

「そうそう。Aの場合すごい数の本1回読むだけで全部暗記できたり、一度聞いただけの曲を最後まで間違えずに弾けたり、写真一瞬見ただけで描き起こせたり…怖いんだよね」

SG「これは血筋なのか…それともサヴァンなのか…」

なんて話をしてたらAのニュースが流れてきて

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【BLACKPINK コンサートにワールドカップ優勝アルゼンチン選手がサプライズ登場】
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ワールドカップのトロフィーを持ってステージでワイワイしてるロロヒョンとパレデスヒョンに、めちゃくちゃ嬉しそうなAが流れてきて胸が痛くなる反面

「……このヒョンまじですごいんだな」

尊敬しかなかった。

SG「なにが？」

「昔デビューしたての大忙しだった時のAの笑顔より、今の方が輝いてる…仕事で大忙しなのに…Aは………この人と結婚するんだろうな。」

SG「ヒョン……」

「Aが人前でキス受け入れて…本当にヒョンのことが大好きで…忙しくても幸せなんだろうな、」

SG「…………ヒョン、泣いてる…」

？

SG「ヒョン…俺は無理矢理諦めなくていいと思うよ。
無理してロロヒョンの良いところを沢山探して、ヌナたちの写真を沢山見て免疫をつけようとしたり…でもそんなことしてたらヒョンが持たなくなっちゃうよ。」

「スングァナ…」

SG「大丈夫だよ。ヌナもいつかヒョンの魅力に気づいてくれるから」

「２０年かかってるよ」

SG「……もう１０年。」

「ジジイじゃん…きつ」