世界へ 6章 (ページ17)

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SUGA side ページ17

Aとジョングガを空港まで送ってやろうと思って
マネヒョンの車に一緒に乗ったけど、

SG「え？」

「え？」

俺の後ろに座ってたから分からなかった。

SG「お前まじかよ公私混同過ぎるだろ」

「え、何がわかんない、なんか着いてる！？」

ポニーテールを揺らすAの服はしっかり水色の可愛いユニフォームで、背中にはしっかり【DE PAUL】

「いや、まあ…でもマブのやつも着てるし？」

SG「え、どこが、なになに」

指さすズボンには７番

SG「え、彼氏のじゃないの？」

「いや、マブのデシャンの服だよ」

SG「へえ……」

「あ、すごさあんま感じない？１９９８年フランス開催のサッカーワールドカップを制しフランス代表の黄金期を支えたキャプテンであり、代表監督としても前回の２０１８年ワールドカップを制したあのディディエ・デシャンのやつ」

JK「あ、ヌナやめて暑苦しい」

記者たちはAの通常運転にゲラゲラ笑ってて

__デビュー以来、すごく面白いと思いながら
仕事をしたことが一度もない

SG「……Aや、そんな笑ってるけど辛くないのか？」

それを見ながら嬉しそうに笑ってるAが振り返って

「ユンギや、私は今がいっっ…ちばん幸せだよ。

未だにほら…少し寂しいけどさ、でも幸せだよ。
私の曲にもあるように、毎日笑って生きていくの。

それがこの世界の一番星を目指す
ノア・ハルモニア・ニケの生き方なの！」

そう言いながらピースした。

「私はBTSの7人を本当に心から尊敬してるよ。

グガも…今私の目の前にいるユンギ'オッパ'もね」

！！

「ずっと会えてなかったから今更感すごいし、
かなり遅くなっちゃったけどさ…

自分たちの音楽を守るための選択…ほんっっとうにカッコイイよ。だから大丈夫。ARMYは離れて行かない」

俺の左肩を撫でてくれた

《だから私の可愛いダーリンみて家で大人しくしてろ♡》

なんて渡してきたのはメッシと書かれたユニ

SG「え、くれんの？」

「何枚あると思ってんねん」

怖……