世界へ 6章 (ページ16)

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JEONGHAN side ページ16

１１月１２日Aが帰国した。

丁度俺らも帰国したばかりでタイミングが被ったけど
Aはすごく急いでて、秒で空港を抜けてて

何かなあ。と思ってなんとなくインスタを開くと

【すまないBLINK。私は急いでカタールに行かなくてはならないので今日の出待ちは塩対応で行かせて頂く…私はもうオフ！！4年に1度のワールドカップ休暇なのだ！！！！】なんて変なストーリーを上げてた。

VN「マネヒョーン、ヌナの家寄ってー。お土産あるんだって〜」

！！

「俺も行く。ボノニ、伝えといて」

SN「もちろん俺も！！」

それから迷惑になるから俺ら3人とホシだけ行くことになって

「「おじゃましまーす」」

伝えられた暗証番号で部屋に入ると
大きいスーツケースに荷物を詰めまくってて、

テレビは日本語のクレヨンしんちゃんが流れてた

HN「A、お邪魔してる」

「お、お久しぶり〜！」

持ち物の書かれたリストを持って手を振るA

HS「これは？」

「私１ヶ月カタールだからさ。ボノニこれ読んで。私確認する」

ボノニに紙を渡したA

VN「OK…まずパスポート、あと…Hayya Card？」

「OK持ってる！Hayya Cardはアプリで持ってます！」

HN「なにそれ」

「ワールドカップ期間中にカタールに入国する人は全員必要らしい」

VN「はい次！試合のチケット！」

「はい！それもアプリにあります！」

VN「OK〜、財布と着替え！」

「はい！8割ユニフォームしか着ないのですが、ちゃんとスーツケースに入ってます！！」

VN「OK、帽子、サングラス、靴！」

「はい！カバンにあります！」

そういうAはどこか緊張しているように見えた

HN「俺Aに彼氏が出来てから、アルゼンチンのワールドカップの予選の試合とかアトレティコの試合とかたくさん見てきたよ。

ヒョンがカメラに抜かれると必ず指でNを作る。
NOAHのNだって、みんな言ってるよ。

それをするってことは会えてないけど心の支えになってるってことじゃないのかな」

俺の言葉に少し嬉しそうにするAが

HN「もちろん、Aのことは今でも大好きだけど、
俺はヒョンのことも大好きだから。活動しながら応援してるね」

本当に本当に本当に何年かぶりってかぐらいで

「～～…っ、！！」

Aから抱きついてきてくれた。

VN「お、珍しいじゃん。撮っといてあげるよ。
これでヒョン一生1人で生きていけるね」

うるせえ。ざけんな